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J-GLOBAL ID：201902222105559056   整理番号：19A1696535

橋台背面盛土の地盤工学的な性状把握と水理模型実験による侵食過程の観察

GEOTECHNICAL PROPERTIES AND OBSEARVATION OF EROSION PROCESS BY HYDRAULIC MODEL TEST OF BACK-FILL OF ABUTMENT

著者 (8件)： 川尻峻三 (北見工業大学 工学部地球環境工学科) ,  川口貴之 (北見工業大学 工学部地球環境工学科) ,  渡邊康玄 (北見工業大学 工学部地域未来デザイン工学科) ,  宮森保紀 (北見工業大学 工学部地域未来デザイン工学科) ,  川俣さくら (北見工業大学大学院 工学研究科社会環境工学専攻) ,  御厩敷公平 (北見工業大学 工学部社会環境工学科) ,  金子大輝 (北見工業大学 工学部社会環境工学科) ,  高橋大樹 (北見工業大学 工学部社会環境工学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 4  ページ： I_1273-I_1278(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年8月に発生した北海道豪雨災害では,橋台背面盛土の侵食・流失とそれに伴う道路陥没による被害が顕在化した.そこで本研究では,既設道路橋と旧鉄道橋を対象として橋台背面盛土の性状を把握するため地盤調査を実施した.また,流水作用時における橋台背面盛土の基礎的な侵食過程を観察するために水理模型実験を行った.地盤調査から,右岸と左岸では盛土材料の土質に違いはなかったものの,S波速度分布は異なっていたため,右岸と左岸の橋台背面盛土では密度や含水比などの地盤性状が異なっていると考えられる.また,水理模型実験から模型盛土の侵食は橋台と盛土の境界部で発生し,橋台内部へ侵食が進行すること,最終的な崩壊形態は被災した橋台と同様であることが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： 橋台 ,  *盛土 ,  *水理模型試験 ,  *侵食作用 ,  北海道 ,  豪雨 ,  道路橋 ,  鉄道橋 ,  地盤調査 ,  開水路
準シソーラス用語： 2016年北海道豪雨

著者キーワード (5件)： back-fill of abutment ,  soil investigation ,  S-wave velocity ,  open channel test ,  erosion

分類 (2件)： 下部工  (RC06060B) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (7件)：

• 1) (公社)土木学会 2016年8月北海道豪雨災害調査団:2016年8月北海道豪雨災害調査団報告書,2017.
• 2) (公社)地盤工学会平成28年8月北海道豪雨による地盤災害調査団:平成28年8月北海道豪雨による地盤災害調査報告書,2017.
• 3) 上野鉄男,石垣泰輔:足羽川山地地域における2004年水害について,京都大学防災研究所年報,Vol. 48B,pp. 657-671,2005.
• 4) Park, C. B., Miller, R. D. and Xia, J. : Multichannel analysis of surface waves, Geophysics, Vol. 64, No. 3, pp. 800-808, 1999.
• 5) 森田大詞,川尻峻三,渡邊康玄,田中悠暉:河道水面下における表面波探査の適用性に関する基礎的研究,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 73,No. 4,pp. I_547-I_552,2017.

タイトルに関連する用語 (8件)： 橋台 ,  地盤工学 ,  性状 ,  把握 ,  水理模型実験 ,  侵食 ,  過程 ,  観察