抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】上皮性卵巣癌(EOC)におけるヒト精巣上体蛋白質4(HE4)の発現と早期診断の価値を調査する。【方法】EOC患者100名(EOC群),良性卵巣腫瘍患者35名(良性対照群)および非腫瘍性卵巣腫瘍患者30名(対照群)の血清HE4レベルを,電気化学発光分析(ECL)法によって測定した。リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)を用いて、各グループ患者の卵巣組織におけるHF4mRNAの発現変化を測定した。【結果】正常な対照群,良性対照群およびEOC群の血清HE4陽性率は,それぞれ0.00%(0/30),17.14%(6/35)および75.00%(75/100)であり,EOC群の陽性率は対照群および良性対照群より有意に高かった。統計的有意差が認められた(P<0.01)。qPCRの結果,EOC組織のHE4mRNA発現は正常対照群と良性対照群より有意に高かった(P<0.05)。EOC群のHE4陽性率とmRNA発現は,FIGO病期分類,組織分化度,およびリンパ節転移と関連があった(P<0.05)。【結語】EOC患者の血清HE4の高陽性率と卵巣組織におけるHE4mRNAの高発現は卵巣癌の疾患進行と密接な関係があり,EOCの早期診断と卵巣癌の転移,浸潤と予後を予測する指標となる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】