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J-GLOBAL ID:201902222515317728   整理番号:19A2514459

レタス由来分泌性IgAは志賀毒素1活性を特異的に中和する【JST・京大機械翻訳】

Lettuce-derived secretory IgA specifically neutralizes the Shiga toxin 1 activity
著者 (8件):
資料名:
巻: 250  号:ページ: 1255-1264  発行年: 2019年 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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食用植物をShiga毒素1(Stx1)に対する分泌モノクローナルIgA生産の宿主として試験した。lettuce由来IgAはStx1からVero細胞を完全に保護した。分泌性免疫グロブリンA(SIgA)は粘膜感染を制御すると考えられており,したがって,それは経口受動免疫療法に適用できる可能性がある。食用植物は病原性物質に対してSIgAを用いて経口製剤を生産するための候補宿主である。著者らは以前に,Stx1B特異的モノクローナルIgGのFabフラグメントとIgAのFc領域(hyIgA)から成るShiga毒素1(Stx1B)のBサブユニットに特異的な組換えIgAを確立した。ここでは,分泌型(S-hyIgA)でhyIgAを生産するトランスジェニックレタス(Lactuca sativa)を開発した。アラビア由来の集光性複合体II(LHCB)プロモーターを,4つのトランス遺伝子(hyIgA重,軽およびj鎖,および分泌成分)の発現のために用いた。Agrobacterium仲介形質転換を行い,全ての4つのトランス遺伝子を持つ単一ベクターによりレタス葉ディスクに遺伝子を導入した。LHCBプロモーターの組織特異性と一致して,hyIgAトランス遺伝子の発現は,mRNAと蛋白質レベルで葉緑体を含む葉と茎組織で観察された。葉は茎に比べて10倍以上高い収量でhyIgAを生産した。ELISA法により,lettuce由来S-hyIgAは用量依存的にStx1Bに結合することが分かった。トランスジェニックレタスの葉抽出物は,Stx1に対するStx1の細胞毒性を完全に中和した。結論として,細菌毒素を結合できるhyIgAの分泌型を生産するトランスジェニックレタスを確立した。結果は,S-hyIgAを含む食用実用植物が食品中毒のための免疫療法のための可能な手段を提供することを示す。Copyright 2019 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  植物の生化学  ,  植物生理学一般 

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