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J-GLOBAL ID:201902222575567551   整理番号:19A0874566

うどんこ病,黄さび病および鋭い眼ポット病に対する抵抗性を有する新規コムギ-ライムギ4R染色体二染色体付加系統の開発および分子細胞遺伝学的同定【JST・京大機械翻訳】

Development and molecular cytogenetic identification of a new wheat-rye 4R chromosome disomic addition line with resistances to powdery mildew, stripe rust and sharp eyespot
著者 (12件):
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巻: 132  号:ページ: 257-272  発行年: 2019年 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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うどんこ病に対する抵抗性を持つコムギ-ライムギ4R染色体二染色体添加系統,黄さび病,鋭いイシポットおよび穂当たりの高い穀粒数を開発し,新しい耐性生殖質として分子細胞遺伝学的方法により特性化した。普通コムギの近縁であるライムギ(Secale cereale L.)は,コムギ改良に対する複数の病害抵抗性を持つ重要で価値ある遺伝子ドナーである。しかしながら,ライムギから誘導された耐性遺伝子は,病原体の病原性と宿主抵抗性の共進化により,病原体に対する耐性を継続的に失った。したがって,ライムギからの新しい効果的な耐性遺伝子源の開発と同定は,特別な重要性と緊急性がある。本研究では,コムギ-ライムギ系統WR35を,遠隔交雑,胚救出培養,染色体倍加および戻し交配により生産した。その後,WR35は,逐次GISH(ゲノムin situハイブリダイゼーション),mc-FISH(多色蛍光in situハイブリダイゼーション),およびND-FISH(非変性FISH)を用いた新しいコムギ-ライムギ4R二染色体添加系統であることが証明され,多重プローブ,mc-GISH(多色GISH),ライムギ染色体腕特異的マーカー分析およびSLAF-seq(特異的遺伝子座増幅フラグメント配列決定)分析を行った。成体期において,WR35は,中国で流行するうどんこ病(Blumeria graminis f. sp. tritici,Bgt)および黄さび病(Puccinia striiformis f.sp.tritici,Pst)病原体に対して高い耐性を示した。実生期において,それは23のBgt分離株と4つのPstレースのうちの22に高度に耐性であった。異なる病原体分離株に対するその病害応答に基づいて,WR35は,うどんこ病,黄さび病および鋭いイセポットに対する耐性遺伝子を持つ可能性があり,それはライムギからの既知の耐性遺伝子と異なっていた。加えて,WR35は細胞学的に安定で,スパイク当たり高い穀粒数を生産した。したがって,多重病害抵抗性と望ましい農業形質を有するWR35は,コムギ染色体工学育種のための有望な架橋親として役立つはずである。Copyright 2018 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
麦  ,  菌類による植物病害 

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