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J-GLOBAL ID：201902223005175953   整理番号：19A2895923

不便さが商店街の愛着,満足,再利用意向に与える影響

Impacts of Inconveniences on Attachment, Satisfaction and Intent to Reuse Shopping Malls

著者 (3件)： 太田壮哉 (近畿大学) ,  長谷川直樹 (近畿大学) ,  小池博 (近畿大学)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 54  号： 3  ページ： 1275-1282(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,不便益(不便だからこそ得られる効用)の観点から,飯塚本町商店街とどのようなかかわり方をすれば,飯塚本町商店街への愛着や満足度,再利用意向にポジティブな影響を与えられるのかを検討していくものである。上記の事項を検証するために,2017年と2018年に飯塚本町商店街を巡るイベントを大学生対象に行い,調査を行った。その調査結果を分析したところ,飯塚本町商店街への愛着,満足,再利用意向は商店街をある程度の制限を与えたうえで自由に巡らせた場合(不便益条件)においてポジティブに改善されるということが示された。また,不便益は「選好(個人的な嗜好の観点から当該地域を肯定的に評価する程度)」に関わる愛着を醸成する上で有効に働く要因であることも示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *商店街 ,  再利用 ,  大学生 ,  利益 ,  顧客 ,  改良 ,  地方都市 ,  アンケート
準シソーラス用語： *愛着 ,  *再利用意向 ,  *不便さ ,  *満足

著者キーワード (10件)： 不便益 ,  商店街 ,  愛着 ,  顧客満足 ,  再利用意向 ,  Benefit of inconvenience ,  Shopping mall ,  Attachment ,  Customer Satisfaction ,  Intention of reuse

分類 (1件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (40件)：

• 1) 長谷川直樹・小池博・太田壮哉(2017)「『非日常的行事』の商店街に対する満足度への負の影響に関する研究」『都市計画論文集』52(3),pp.309-315。
• 2) 小池博・太田壮哉・長谷川直樹(2018)「居住地から目的地までの距離が愛着と満足の関係性に与える影響に関する研究」『都市計画論文集』53(3),pp.1138-1144。
• 3) 鈴木春菜・藤井聡(2009)「地方都市における郊外型大型店出店が消費行動及び地域愛着に与える影響について」『土木計画研究』26(2),pp307-314。
• 4) 鈴木春菜・藤井聡(2007)「利用店舗への愛着が地域愛着へ及ぼす影響とその規定因に関する研究」『都市計画論文集』42(3),pp.13-18。
• 5) 浅見泰司(2011)「都市施設が居住者のまちへの愛着に及ぼす影響に関する研究」『都市計画論文集』46(2),pp.117-123。

タイトルに関連する用語 (3件)： 商店街 ,  愛着 ,  満足