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J-GLOBAL ID：201902223198238067   整理番号：19A2015343

感覚ニューロンにおけるTRPV2チャンネルのノックダウンは,骨癌のマウスモデルにおいて四肢使用と体重保持を増加させるが,自発的Flinching行動に影響しない【JST・京大機械翻訳】

Knockdown of TRPV2 channels in sensory neurons increases limb use and weight bearing but does not affect spontaneous flinching behavior in a mouse model of bone cancer

著者 (7件)： Yamamoto Katsumi (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan) ,  Tanaka Satoshi (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan) ,  Fuseya Satoshi (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan) ,  Ishida Takashi (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan) ,  Zhang Hao (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan) ,  Kawamata Tomoyuki (Department of Anesthesiology, Wakayama Medical University, Wakayama City, Japan) ,  Kawamata Mikito (Department of Anesthesiology and Resuscitology, Shinshu University School of Medicine, Nagano, Japan)
資料名： Molecular Pain (Web)  (Molecular Pain (Web))
巻： 14  ページ： 1744806918819942  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7031A  ISSN： 1744-8069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 骨癌の痛みは,進行中の疼痛と運動関連の痛みを含む複雑な疼痛状態であり,異なる機構によって引き起こされると考えられている。一過性受容体電位バニロイドサブファミリー1(TRPV1)は進行中の疼痛に関与するが,運動関連疼痛には関与しない。本研究の目的は,骨癌疼痛における一過性受容体電位バニロイドサブファミリー2(TRPV2)の役割を調べることであった。雄マウスの大腿骨を神経支配する腰椎後根神経節におけるTRPV1-およびTRPV2-免疫反応性ニューロンの割合を,Fluoro-Goldを用いて調べた。マウスは,左大腿骨への肉腫注射後14日目から3日間連続して,TRPV2に対する低分子干渉RNA(siRNA)またはスクランブルsiRNAを髄腔内に注入された。骨癌のマウスにおいて,自発的なfの数を,進行中の疼痛の評価のために定量化し,四肢使用と体重負荷を運動関連疼痛の指標として評価した。後根神経節におけるTRPV2蛋白質レベルの変化をウエスタンブロット法により評価した。また,腫瘍のない正常マウスの熱的および機械的感受性に対するTRPV2またはスクランブルsiRNAに対するsiRNAの髄腔内投与の効果も調べた。TRPV1免疫反応性およびTRPV2免疫反応性ニューロンの割合は,大腿骨を神経支配する後根神経節におけるニューロンの21%および22%であった。担癌マウスは,肉腫注射の13日後に,自発的なfの数の増加と四肢の使用および体重の減少を示した。13日目の後根神経節におけるTRPV2蛋白質レベルはベースライン時のそれに匹敵した。TRPV2に対するsiRNAは,四肢の使用と体重負荷を有意に改善したが,スクランブルsiRNAで処理した群と比較して,自発的なflinchの数に影響を及ぼさなかった。TRPV2に対するsiRNAは正常マウスの熱的または機械的感受性に影響しなかった。これらの結果は,TRPV2が運動関連疼痛に関与しているが,骨癌マウスにおける進行中の疼痛には関与しないことを示唆する。Copyright The Author(s) 2018 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *マウス ,  *ニューロン ,  受容体 ,  肉腫 ,  電位 ,  感受性 ,  免疫反応 ,  疼痛 ,  *体重 ,  神経支配 ,  大腿骨 ,  *知覚神経
準シソーラス用語： 担癌マウス ,  注射 ,  *TRPV2 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 一過性受容体電位バニロイドサブファミリー2 ,  骨癌疼痛 ,  運動関連疼痛 ,  低分子干渉RNA

分類 (2件)： その他の感覚  (EJ13040X) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

タイトルに関連する用語 (9件)： 感覚ニューロン ,  TRPV2 ,  チャンネル ,  ノックダウン ,  骨癌 ,  マウスモデル ,  四肢 ,  体重 ,  行動