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J-GLOBAL ID:201902223281509393   整理番号:19A0494605

組織特異的トランスクリプトーム解析はPopulus euphratica実生における塩ストレスに対する多重応答を明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Tissue-Specific Transcriptome Analysis Reveals Multiple Responses to Salt Stress in Populus euphratica Seedlings
著者 (9件):
資料名:
巻:号: 12  ページ: 372  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7194A  ISSN: 2073-4425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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塩ストレスは,植物成長,発育および生殖に影響を及ぼす最も重要な因子の1つである。しかし,塩ストレスに対する植物の耐性を改善する可能性がある組織特異的遺伝子発現パターンの違いに関する情報は限られている。ここでは,RNA配列決定(RNA-Seq)技術を用いてPopulus euphratica Oliv.苗の組織における遺伝子発現パターンを調べた。全部で109.3百万,125bpのpaired-end clear readが発生し,それぞれ,6428,4797,2335および3358の差次的に発現した遺伝子(DEG)が葉,師部,木部および根組織で同定された。塩ストレス下の組織特異的DEGは多様な機能を有していたが,「膜輸送体活性」は最も有意な葉機能であり,一方「酸化還元過程」は根組織において最も有意な機能であった。組織特異的DEGのさらなる解析により,SOS,NHX,GolS,GPX,APX,rbohF及びCBLのような遺伝子ファミリーの発現パターン又は機能は多様であり,カルシウムシグナル伝達,活性酸素種(ROS)及び塩過剰感受性(SOS)経路はP.euphratica実生の組織におけるイオンホメオスタシスに関与することを示唆した。例えば,アップレギュレーションされた抗酸化遺伝子のようなDEGは,塩ストレスにより誘導されるROS除去に寄与するが,根の血管系細胞および木部汁液におけるNa+濃度の低下をもたらすが,下方制御されたrbohFは逆の結果をもたらす。これらの結果は,DEG発現パターンの相違が組織におけるイオンおよびROSホメオスタシスの維持に寄与し,植物塩分耐性を改善することを示唆する。塩ストレスに対するP.euphratica苗木の応答を包括的に分析し,植物-非生物的ストレス相互作用を研究するための有用な遺伝資源を提供した。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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遺伝子発現 
引用文献 (66件):
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