文献
J-GLOBAL ID:201902223577846996   整理番号:19A0693959

海底土中に分布する137Cs濃度の測定結果-分布状況とその経時変化-

Measurement of concentration of 137Cs in seafloor sediments off Fukushima-Distribution and temporal change of concentration in seafloor sediments-
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 211-225 (WEB ONLY)  発行年: 2019年01月28日 
JST資料番号: U0578A  ISSN: 2188-6598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
福島沖の海底堆積物における放射性セシウム濃度は,2013年~2015年の3年間にわたって監視されている。連続的に測定できる曳航型ガンマ線スペクトロメータを用いて海底堆積物中の放射性セシウム濃度分布を地図化した。総計2400km以上(2013年10月から2013年12月にかけて約800km,2014年11月から2015年2月まで約980km,2015年10月から2015年12月まで約600km)にわたる測定を行った。2015年度の調査地域における137Csの平均濃度は45Bq/kg-wetであり,2013年度の地域における平均76Bq/kg-wetと比較して約40%減少した。福島第一次発電所の近傍で,比較的高い濃度の蓄積137Csが観察された。特に,2013年12月に行われた6km東の調査線の調査で,深さ8mの崖の底において,植物から137Csが高濃度で堆積された地点が見出された。2014年11月に実施された調査では,平均濃度は2013年度の20%に減少した。137Cs濃度は,原子力発電所から10km東では減少し,一方,1Fの20km以上東の地点では,宮城県から南西にシルト帯が存在するため,137Csは数百Bq/kg-wet以上の比較的高い濃度で蓄積し,収集した土壌試料は16%から31%の水分を含むシルト帯であった。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
放射線検出・検出器  ,  海洋汚濁 
引用文献 (11件):
  • 東京電力株式会社,福島原子力事故調査報告書 (2012).
  • D. Tsumune et al., “Distribution of oceanic 137Cs from the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant simulated numerically by a regional ocean model,” J. Environ. Raioactive 111, pp. 100-108 (2012).
  • M. Aoyama, et al., “Surface pathway of radioactive plume of TEPCO Fukushima NPP1 released 134Cs and 137Cs,” Bio geosciences, 10, pp.3067-3078 (2013).
  • M. Kusakabe et al, ”Spatiotemporal distributions of Fukushima-derived radio nuclides in neaby marine surface sediments,” Biogeosciences... 10, pp.5019-5030 (2013).
  • M. Kusakabe et al., ′′Decline in radiocesium in seafloor sediments off Fukushima and nearby prefectures,” J. Ocean., (2017) 73: 529--545
もっと見る

前のページに戻る