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J-GLOBAL ID：201902223704841052   整理番号：19A1924214

単相材料の強塑性変形中の結晶粒微細化の飽和 再考察,現状,未解決問題

Saturation of Grain Refinement during Severe Plastic Deformation of Single Phase Materials: Reconsiderations, Current Status and Open Questions

著者 (2件)： Renk O. (Erich Schmid Institute of Materials Science, Austrian Academy of Sciences) ,  Pippan R. (Erich Schmid Institute of Materials Science, Austrian Academy of Sciences)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 60  号： 7  ページ： 1270-1282(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強塑性変形による材料の結晶粒微細化,それらの特性と現象の研究と理解は,過去30年にわたる集中的研究の主題であった。これらのプロセスの発明と開発に沿って,結晶粒微細化は不明確ではなく,単相材料に対して停滞していることが認識されている。従って,達成可能な最小粒径は50~500nmの範囲にある。これらの限界を克服するための方法を見出す動機を得るために,その背後にある理由を理解する努力を行った。種々のプロセスが結晶粒フラグメンテーションの飽和を引き起こすことが示唆された。これらの仮定とモデルの全ては直接観察に基づいていなかったが,最近のその場アプローチは,強力な歪付与の間のミクロ組織進化と原理回復過程の理解における著しい進歩を可能にした。本研究の目的は,重要な以前の知見を再検討し,提案したモデルを再検討し,強力な歪付与による結晶粒微細化を制限するプロセスの現在の理解を提示することである。さらに,そのような微細スケール材料の変形中に,同様のプロセスが一般的に発生することを論じた。それらは,厳しい変形中の結晶粒微細化の飽和を支配するだけでなく,これらの材料の機械的応答と性能もより重要である。これは徹底的な理解を動機づけ,従って,様々な実験間の不一致と同様に未解決の問題が,更なる研究を刺激するために意図的に強調され,したがって,この分野内での進歩を促進することを意図的に強調している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 単相 ,  *SPD【塑性】 ,  *結晶粒微細化 ,  結晶粒径 ,  結晶粒 ,  フラグメンテーション ,  金属組織 ,  塑性変形 ,  塑性歪 ,  *粒界移動 ,  飽和 ,  状態 ,  三重会合点 ,  回復
準シソーラス用語： *強塑性変形 ,  定常状態

著者キーワード (5件)： 飽和 ,  定常状態 ,  粒界移動 ,  三重接合 ,  修復

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (104件)：

• 1) M.A. Meyers, A. Mishra and D.J. Benson: Prog. Mater. Sci. 51 (2006) 427-556.
• 2) M. Dao, L. Lu, R.J. Asaro, J.T.M. De Hosson and E. Ma: Acta Mater. 55 (2007) 4041-4065.
• 3) Y. Estrin and A. Vinogradov: Acta Mater. 61 (2013) 782-817.
• 4) R.Z. Valiev, Y. Estrin, Z. Horita, T.G. Langdon, M.J. Zehetbauer and Y.T. Zhu: Mater. Res. Lett. 4 (2016) 1-21.
• 5) Z. Horita, M. Furukawa, M. Nemoto, A.J. Barnes and T.G. Langdon: Acta Mater. 48 (2000) 3633-3640.

タイトルに関連する用語 (6件)： 単相 ,  強塑性変形 ,  結晶粒微細化 ,  飽和 ,  現状 ,  未解決問題