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J-GLOBAL ID:201902223711918537   整理番号:19A1816729

腸内ミクロビオームにおける脳卒中の障害指数(SDI)は脳損傷および脳卒中の予後と関連する【JST・京大機械翻訳】

Stroke Dysbiosis Index (SDI) in Gut Microbiome Are Associated With Brain Injury and Prognosis of Stroke
著者 (13件):
資料名:
巻: 10  ページ: 397  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7085A  ISSN: 1664-2295  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:脳卒中患者の腸内微生物において,有意な代謝異常が生じる。これらの幅広い複雑な変化を1つの指標に集約することは,腸の微生物データの臨床的利用を大いに促進する。ここでは,それらの腸内微生物相異形成パターンに基づく急性虚血性脳卒中患者における腸内微生物相指標を定式化し,指標が脳損傷および早期転帰と相関するかどうかを試験した。【方法】合計104名の急性虚血性脳卒中患者と90名の健康な個人を募集し,それらの腸の微生物を比較し,脳卒中関連の代謝異常パターンを全体的に表す脳卒中の代謝異常指数(SDI)をモデル化した。別の83人の患者と70人の対照を,検証のために募集した。SDIと脳卒中重症度(国立衛生研究所脳卒中尺度[NIHSS]スコア)および転帰(修正Rankinスケール[mRS]スコア:好ましい,0~2;好ましくない,>2)の退院時の関連性も評価した。中大脳動脈閉塞(MCAO)モデルを,ヒトフローラ関連(HFA)動物において用いて,腸の異常症と脳卒中転帰の間の因果関係を調査した。結果:18の属は,脳卒中患者と健常人の間で有意に異なった。これらの微生物差に基づいてSDI式を考案した。SDIは脳卒中患者において健常対照者より有意に高かった。SDI単独では,訓練コホートにおいて74.9%のAUCsを有する対照から脳卒中患者を識別し,検証コホートにおいて84.3%を識別した。SDIは入院時のNIHSSスコアおよび退院時のmRSスコアと有意に正の相関を示した。ロジスティック回帰分析は,SDIが重症脳卒中(NIHSS≧8)の独立予測因子であり,早期の好ましくない結果(mRS>2)であることを示した。高SDI患者からの糞便移植を受けたマウスは,低SDI患者から移植を受けたマウスと比較して,腸におけるIL-17+γδT細胞の上昇を伴う重症脳損傷を発症した(すべてのP<0.05)。結論:脳卒中患者における腸内微生物相異症を測定する指標を開発した。この指数は患者の転帰と有意に相関し,脳卒中のマウスモデルにおける結果に関連していた。著者らのモデルは,脳卒中における腸内微生物相データの潜在的臨床応用を容易にし,腸内微生物相を脳卒中に結びつける定量的証拠を追加する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経系の疾患 
引用文献 (52件):
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  • Yamashiro K, Tanaka R, Urabe T, Ueno Y, Yamashiro Y, Nomoto K, et al. Gut dysbiosis is associated with metabolism and systemic inflammation in patients with ischemic stroke. PLoS ONE. (2017) 12:e0171521. doi: 10.1371/journal.pone.0171521
  • Yin J, Liao SX, He Y, Wang S, Xia GH, Liu FT, et al. Dysbiosis of gut microbiota with reduced Trimethylamine-N-Oxide level in patients with large-artery atherosclerotic stroke or transient ischemic attack. J Am Heart Assoc. (2015) 4:e002699. doi: 10.1161/JAHA.115.002699
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