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J-GLOBAL ID：201902223820520009   整理番号：19A1903498

DFTと空間閉じ込め:水素結合錯体の構造と電気的性質に関するベンチマーク研究【JST・京大機械翻訳】

DFT and spatial confinement: a benchmark study on the structural and electrical properties of hydrogen bonded complexes

著者 (4件)： Kozlowska Justyna (Department of Physical and Quantum Chemistry, Wroclaw University of Science and Technology, Wybrzeze Wyspianskiego 27, PL-50370 Wroclaw, Poland. [e-mail] [e-mail]) ,  Lipkowski Pawel ,  Roztoczynska Agnieszka ,  Bartkowiak Wojciech
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 21  号： 31  ページ： 17253-17273  発行年： 2019年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なるDFT近似を表す37の交換相関汎関数の拡張セットを,双極子モーメント(μ_z),分極率(α_zz),第一超分極率(β_zz),および空間的に閉じ込めた水素結合(HB)二量体の対応する相互作用誘起電気的性質(Δμ_z,Δα_zz,Δβ_zz)によって表した。二次元調和振動子ポテンシャルを用いて空間制限の影響を与えた。閉込めによる研究した分子錯体の水素結合長の予測におけるDFT法の性能も調べた。高レベルCCSD(T)法を用いて決定したデータは参照として役立つ。実施した解析により,DFTに基づく方法はμ_zとα_zzの計算のための正確なツールを構成し,試験した汎関数の大部分は比較的小さい相対誤差により影響を受けることを示した。一方,研究したHB系の非線形光学応答の正確な記述は,真空中および解析的閉込めポテンシャルの存在下で,解析したDFT汎関数の大部分に対して大きな課題となっている。試験したDFT法のいくつかは,β_zzzおよびΔβ_zzzの予測において,壊滅的な破壊を起こしやすいことが分かった。得られた結果は,双極子モーメントと第一超分極率の値と対応する相互作用誘起電気的性質を考慮した場合,異なるDFT近似に属する汎関数と異なる量のHartree-Fock交換を含む汎関数間の性能に大きなシャムが存在しないことを示した。しかし,Hartree-Fock交換のより高い比率は,α_zzとΔα_zzの予測の品質を改良した。さらに,調べたセット,すなわち,B2PLYP,B3LYPおよびωB97X-Dからの3つの汎関数のみが,調べた系に対して非常に正確な構造パラメータを与えることを示した。非常に重要なことは,現代的で高度にパラメータ化された距離分離ハイブリッドを表すωB97X-D汎関数は,最もコヒーレントな挙動を示し,μ_z,α_zz,Δμ_zおよびΔα_zzの場合の参照データからの小さな偏差,および研究したHB二量体の構造パラメータを示した。さらに,著者らの結果は,空間閉込めの存在がDFT法の性能に対してかなり小さい影響を持つことを示した。Copyright 2019 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 近似法 ,  *水素結合 ,  二量体 ,  構造パラメータ ,  パラメタリゼーション ,  分極率 ,  二次元 ,  *水素結合錯体 ,  コヒーレンス ,  相互作用 ,  非線形光学 ,  *ベンチマーク ,  双極子モーメント ,  汎関数
準シソーラス用語： 第一超分極率 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： DFT ,  閉じ込め ,  水素結合錯体 ,  電気的性質 ,  ベンチマーク ,  研究