文献

J-GLOBAL ID：201902224027801368   整理番号：19A0494390

従属栄養土壌呼吸源に及ぼす含水量の影響【JST・京大機械翻訳】

The Impact of Water Content on Sources of Heterotrophic Soil Respiration

著者 (3件)： McElligott Kristin M. (Department of Forest Resources & Environmental Conservation, Virginia Tech, Blacksburg, VA 24061, USA) ,  Seiler John R. (Department of Forest Resources & Environmental Conservation, Virginia Tech, Blacksburg, VA 24061, USA) ,  Strahm Brian D. (Department of Forest Resources & Environmental Conservation, Virginia Tech, Blacksburg, VA 24061, USA)
資料名： Forests (Web)  (Forests (Web))
巻： 8  号： 8  ページ： 299  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7188A  ISSN： 1999-4907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 従属栄養呼吸(RH)は森林生態系からのCO2の主要なフラックスであり,地域土壌呼吸(RS)モデルを用いた正味生態系生産性(NEP)の推定における不確実性の大きな源を表す。葉リター(RHL)からのRhは年間RH推定に大きく寄与する可能性があるが,その寄与はRHLのチャンバーに基づく現場測定に関連する論理的及び技術的課題により誤って表現される。本研究の目的は,乾燥ダウン現象の過程で土壌と落葉落枝の含水量を変化させるために,RHの発生源(無機土壌由来従属栄養呼吸[RHM]と葉リター由来従属栄養呼吸[RHL])の感受性を評価することであった。さらに,施肥がRHLとRHMに影響するかどうかを調べ,森林栄養管理が森林土壌炭素(C)動態にどのように影響するかを理解した。RHLは乾燥条件下で測定され,RHL上の水分含有量制御を評価するために現場容量で測定され,湿潤後のCO2放出増加の継続時間を決定し,全RHへの潜在的寄与を評価した。また,植物の根とリターの入力を排除したコラート内部のRHMを,ほぼゼロのRHM率に達するまでの圃場容量から測定した。RHLはRHMよりも含水量に対して感受性が高く,落葉落枝含水量(R2=0.89)の増加とともに直線的に増加することを見出した。RHに対するRHLの寄与は湿潤事象に続いて直ちに最大で,3~10日の間で急速にゼロに近い速度に減少した。RHMはまた,土壌含水量(R2=0.62)と強い関係を持っていたが,ほぼゼロのRHM速度を達成するために200~233日の間を要した。受精はRHMに影響を及ぼさなかったが(p=0.657),湿潤事象後のRHL率を有意に抑制した(p<0.009)。これらの結果は,放出されたCO2とRHの異なる供給源の含水量の両方に大きな時間的変動性があり,森林施肥は森林床C資源に大きく影響する可能性があることを示した。この変動性は,従来の週毎に毎月のチャンバーに基づく現場サンプリング努力を用いて信頼性がなく,RHの過大評価または過小評価をもたらす可能性がある。気候変動の文脈において,湿潤と乾燥事象の頻度と強度の変化はRHLとRSへの寄与を変える可能性がある。RH源と制御の別々の考慮は,より広い範囲の特定の環境条件下でのチャンバーに基づく方法論を用いた圃場サンプリング頻度の増加と共に,RH推定の変動性を低減し,森林NEP予測の精度を改善するために必要である。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 落葉落枝 ,  気候変動 ,  モデル ,  *従属栄養 ,  二酸化炭素 ,  落葉 ,  生態系 ,  感受性 ,  森林土 ,  湿潤 ,  *含水量 ,  経時変化 ,  *土壌呼吸
準シソーラス用語： チャンバ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 炭素サイクル ,  受精 ,  土壌CO2排出 ,  落葉 ,  タエダマツ人工林

分類 (5件)： 土壌学一般  (FB04010V) ,  植物生態学  (EE02000E) ,  森林生物学一般  (FF02010T) ,  森林植物学  (FF02020E) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

引用文献 (81件)：

• Mitchell, R.J.; Liu, Y.; O’Brien, J.J.; Elliott, K.J.; Starr, G.; Miniat, C.F.; Hiers, J.K. Future climate and fire interactions in the southeastern region of the United States. For. Ecol. Manag. 2014, 327, 316-326.
• Rocca, M.E.; Miniat, C.F.; Mitchell, R.J. Editorial. Introduction to the regional assessments: Climate change, wildfire, and forest ecosystem services in the USA. For. Ecol. Manag. 2014, 327, 265-268.
• Dale, V.H.; Joyce, L.A.; McNulty, S.; Neilson, R.P.; Ayres, M.P.; Flannigan, M.D.; Hanson, P.J.; Irland, L.C.; Lugo, A.E.; Peterson, C.J. Climate change and forest disturbances: Climate change can affect forests by altering the frequency, intensity, duration, and timing of fire, drought, introduced species, insect and pathogen outbreaks, hurricanes, windstorms, ice storms, or landslides. BioScience 2001, 51, 723-734.
• Jokela, E.J.; Martin, T.A.; Vogel, J.G. Twenty-five years of intensive forest management with southern pines: Important lessons learned. J. For. 2010, 108, 338-347.
• Wear, D.N.; Greis, J.G. Southern Forest Resource Assessment-Technical Report; General Technical Report SRS-53; USDA Forest Service; Southern Research Station: Asheville, NC, USA, 2002.

タイトルに関連する用語 (3件)： 従属栄養 ,  土壌呼吸 ,  含水量