抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
夜空の明るさは,ある地点での光害進度を定量的に評価するのに有効な指標である。夜空の明るさの測定方法やツールはいろいろなものがあるが,本論文では最も簡便で広く利用されている,ユニヘドロン社のスカイクオリティメーターを使用した。日本国内9つのエリアで広域測定を行い,比較した。その結果,いくつかの地域では21.0mag/arcsec
2を上回る暗さであった。日本は世界で最も夜の明るい国の一つとして知られるが,部分的には(特に離島など)まだほぼ自然の状態に近い暗い夜空が残されていることが直接測定により明らかとなった。しかしながら,暗い夜空は不適切な人工光の使用により簡単に破壊され得るものであり,意識的に保護・啓発することが重要である。(著者抄録)