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J-GLOBAL ID:201902224313575651   整理番号:19A2331147

キャリアをドープした酸化イリジウム絶縁体の大きなスピン-軌道結合により誘起された可能な超伝導:弱結合法

Possible Superconductivity Induced by a Large Spin-Orbit Coupling in Carrier Doped Iridium Oxide Insulators: A Weak Coupling Approach
著者 (11件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 094701.1-094701.14  発行年: 2019年09月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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大きなスピン-軌道結合(SOC)を持つ正方格子上の有効t2gの3軌道Hubbard模型に基づいて,キャリアをドープした酸化イリジウム絶縁体Sr2IrO4の超伝導を研究した。ランダム位相近似により,超伝導(SC)ギャップ関数に対する線形化Eliashberg方程式を数値的に解いて,可能なペアリング対称性を持つ一重項と三重項のSCギャップ関数と超伝導のパラメータ依存性を系統的に調べた。Sr2IrO4に関連する現実的なSOC λとHundの結合J/Uに対して,大きいλと小さいJ/Uの領域で,バンド内反強磁性(AF)擬スピンjeff=-l+s揺らぎは,電子ドーピングではdA(A=x2-y2)波の擬スピンjeff=1/2一重項ペアリングが有利になることを見いだした。また,dA波ペアリングはSOCが大きくなり,Hund結合が小さくなると,より安定となることが分った。さらに,小さいλと大きいJ/Uの領域ではs±波一重項ペアリングが正孔ドープ領域で有利となることを示した。s±波ペアリングの起源は,軌道内AFスピン揺らぎから生じるバンド間対散乱が原因となる。擬スピン三重項ペアリングの可能性を考察したが,ここで調べたすべてのパラメータに対して,これは常に有利でないことが分った。大きなSOCを持つ他の強相関物質の実験結果も議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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酸化物系超伝導体の物性 

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