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J-GLOBAL ID：201902224451402522   整理番号：19A2157331

キャビテーション衝撃により損傷した純アルミニウムの結晶方位の観察

Observations of crystal orientation of pure aluminum damaged by cavitation impact

著者 (1件)： SUGASAWA Shinobu (National Maritime Res. Inst., Tokyo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 58  号： SG  ページ： SGGD12.1-SGGD12.4  発行年： 2019年07月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ほとんど単結晶である純アルミニウムに及ぼすキャビテーション衝撃の影響を結晶学的観点から調べた。キャビテーション浸食は超音波振動ホーンにより水中で発生した。実験後,試料の断面を電子後方散乱回折法で観察した。結晶粒界,結晶方向および結晶方向の局所変化を推定した。結果として,キャビテーション衝撃は結晶粒の結晶粒微細化を誘起し,結晶粒中の核平均ミスオリエンテーション(KAM)値は結晶粒微細化が起こるまでの衝撃を通して増加するが,KAM値は結晶粒微細化後にリセットされることが分かった。これらの観察から,結晶粒微細化が,キャビテーション衝撃によって蓄積された結晶粒中の変形エネルギーが微細粒の粒界エネルギーとして再配列されることによる,相転移に類似した結晶粒微細化機構を提案した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *キャビテーション ,  アルミニウム ,  純金属 ,  *結晶方位 ,  キャビテーション浸食 ,  超音波振動 ,  ホーン ,  水中 ,  電子回折 ,  分析 ,  結晶粒界 ,  結晶粒微細化 ,  配向 ,  変形エネルギー ,  粒界エネルギー ,  配列 ,  相転移
準シソーラス用語： *キャビテーション衝撃 ,  純アルミニウム ,  電子後方散乱回折法 ,  断面解析 ,  ミスオリエンテーション ,  再配列

分類 (2件)： その他の音響応用  (BB03100I) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

引用文献 (32件)：

• L. Rayleigh, Phil. Mag. 34, 94 (1917).
• T. Okada, Y. Iwai, S. Hattori, and N. Tanimura, Wear 184, 231 (1995).
• H. Soyama, A. Lichtarowicz, T. Momma, and E. J. Williams, J. Fluids Eng. 120, 712 (1998).
• J. Yasuda, T. Miyashita, K. Taguchi, S. Yoshizawa, and S. Umemura, Jpn. J. Appl. Phys. 54, 07HF21 (2015).
• P. Choi, Jpn. J. Appl. Phys. 56, 07JA01 (2017).

タイトルに関連する用語 (6件)： キャビテーション ,  衝撃 ,  損傷 ,  純アルミニウム ,  結晶方位 ,  観察