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J-GLOBAL ID：201902224877634682   整理番号：19A2031894

植物防御と微生物攻撃に重要な役割を果たす蛋白質の標的としての包晶膜【JST・京大機械翻訳】

The peritrophic membrane as a target of proteins that play important roles in plant defense and microbial attack

著者 (2件)： Konno Kotaro (Institute of Agrobiological Sciences, National Agriculture and Food Research Organization (NARO), 1-2 Ohwashi, Tsukuba, Ibaraki 305-8634, Japan) ,  Mitsuhashi Wataru (Institute of Agrobiological Sciences, National Agriculture and Food Research Organization (NARO), 1-2 Ohwashi, Tsukuba, Ibaraki 305-8634, Japan)
資料名： Journal of Insect Physiology  (Journal of Insect Physiology)
巻： 117  ページ： Null  発行年： 2019年 
JST資料番号： C0585A  ISSN： 0022-1910  CODEN： JIPHAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： peritrophic膜(またはperitrophicマトリックス:PM)は,中腸内腔における中腸上皮に沿って存在し,キチンと蛋白質から成る薄い膜構造である。PMは摂取食品材料と中腸上皮細胞の間に存在し,それは昆虫-植物と昆虫-微生物相互作用の前線にある。従って,草食昆虫に対する植物防御および昆虫に対する微生物攻撃において主要な役割を果たす蛋白質は,それらの役割を達成するためにPMを浸透,破壊または修飾する必要がある。最近,植物防御または微生物攻撃に重要ないくつかの蛋白質が,それらの主要標的としてPMを有することが明らかになった。さらに,いくつかの植物防御蛋白質がPMに影響を及ぼすことが報告されているが,PMがそれらの主要標的であるかどうかはまだ不明である。本レビューでは,これらの蛋白質のいくつかを紹介する。すなわち,PMを破壊することによりウイルスの感染を大きく増強する昆虫ウイルスにより産生される2つの蛋白質である。昆虫草食動物に対する防御蛋白質としてクワラテックスに見出されたMLX56ファミリー蛋白質は,PMを消化過程を阻害する厚い構造に修飾する;Mir1-CPは,非常に低濃度で昆虫の成長を阻害し,PM構造を分解するトウモロコシからの防御システインプロテアーゼである。そして,キチナーゼとレクチン。PM標的蛋白質の重要性,必要な特性及び作用様式を,PMの選択透過性の重要性を明らかにすることにより,戦略的観点から論じた。最後に,害虫昆虫の防除にPM標的蛋白質を適用する可能性を論じた。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 薄膜 ,  防除 ,  キチナーゼ ,  害虫 ,  消化 ,  昆虫類 ,  *微生物 ,  システインプロテイナーゼ ,  キチン ,  *タンパク質 ,  中腸 ,  レクチン ,  ラテックス ,  相互作用
準シソーラス用語： *防衛 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (9件)： 包晶膜(PM) ,  植物-昆虫相互作用 ,  植物-微生物相互作用 ,  防御蛋白質 ,  攻撃蛋白質 ,  膜分解 ,  膜膨潤 ,  バリア ,  選択透過性

分類 (2件)： 動物生理一般  (EJ02010E) ,  動物の生化学  (EJ01050P)

タイトルに関連する用語 (7件)： 植物 ,  防御 ,  微生物 ,  攻撃 ,  役割 ,  蛋白質 ,  標的