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J-GLOBAL ID：201902225002743815   整理番号：19A0478104

マグネシウム合金の深絞り成形性とミクロ組織の関係

Relationship between deep drawability and microstructure of magnesium alloy

著者 (3件)： 田村洋介 (千葉工大 工) ,  早田博 (Univ. Toronto, Toronto, CAN) ,  MCLEAN Alexander (Univ. Toronto, Toronto, CAN)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 69  号： 2  ページ： 101-106  発行年： 2019年02月28日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋳造および圧延材料から作製した厚さ1.0mmのMg-1.5Zr合金ブランクを室温および150°Cで深絞り加工した。ミクロ組織を調べ,変形能を評価した。鋳造および圧延材料からのブランクの粒径は,それぞれ40μmおよび15μmであった。底面集合組織は圧延ブランクでは確認されたが,鋳造ブランクのミクロ組織はランダムに配向していた。鋳造材料の限界絞り比は室温で1.65,150°Cで1.75であった。圧延ブランクでは,室温と150°Cでそれぞれ1.45と1.70であった。鋳造ブランクは室温と150°Cで同様に変形し,パンチ-ショルダ領域で厚さが減少し,側壁に沿ってカップの縁に向かって徐々に増加した。150°Cで試験した圧延ブランクは,鋳造ブランクと同様の傾向を示し,パンチ-ショルダ領域に動的再結晶の証拠を示し,限界絞り比の改善に寄与した。深絞りが限界絞り比を超えたとき,室温と150°Cで試験した鋳造ブランクと150°Cで試験した圧延ブランクはカップの縁領域で破壊したが,室温での圧延ブランクはパンチ-ショルダ領域から破壊した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  鋳放し ,  熱間圧延 ,  金属組織 ,  *成形性 ,  深絞り加工 ,  伸び率 ,  集合組織 ,  結晶方位 ,  破壊モード ,  破面検査 ,  板厚 ,  動的再結晶 ,  双晶
準シソーラス用語： *ミクロ組織【金属組織】 ,  限界絞り比 ,  変形能 ,  結晶配向 ,  板厚分布 ,  硬度分布 ,  温間成形 ,  冷間成形

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (15件)：

• 1) C. S. Barrett and C. T. Haller Jr.: Trans. AIME, 171 (1947), 246-260.
• 2) Y. Chino, K. Sassa, A. Kamiya and M. Mabuchi: Mater. Lett., 61 (2007), 1504-1506.
• 3) M. Kohzu, S. Nakatsuka and K. Higashi: Mater. Trans., 49 (2008), 2096-2099.
• 4) A. Yamamoto, Y. Tsukahara and S. Fukumoto: Mater. Trans., 49 (2008), 995-999.
• 5) M. Kohzu, K. Kii, Y. Nagata, H. Nishio, K. Higashi and H. Inoue: Mater. Trans., 51 (2010), 749-755.

タイトルに関連する用語 (3件)： マグネシウム合金 ,  深絞り成形性 ,  ミクロ組織