文献

J-GLOBAL ID：201902225147841481   整理番号：19A0778169

沖縄県下の3つの島で同時に採集された全懸濁粒子エアロゾル中の金属元素に関する長期観測

Long-term Monitoring of Metal Elements in Total Suspended Particle Aerosols Simultaneously Collected at Three Islands in Okinawa, Japan

著者 (9件)： ITOH Akihide (Azabu Univ., Kanagawa, JPN) ,  OSHIRO Yoshito (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  AZECHI Sotaro (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  SOMADA Yuka (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  HANDA Daishi (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  MIYAGI Yoichi (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  NAKANO Kazuhiko (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  TANAHARA Akira (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  ARAKAKI Takemitsu (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN)
資料名： Asian Journal of Atmospheric Environment  (Asian Journal of Atmospheric Environment)
巻： 12  号： 4  ページ： 326-337  発行年： 2018年12月31日 
JST資料番号： W2398A  ISSN： 1976-6912  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 韓国 (KOR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ・アジア大陸から沖縄への金属元素の長距離輸送を調査するために,沖縄県下の相互に東西に離れた辺戸岬,久米島および南大東島の3島で同時に同一の高容量試料採集器を使用して全懸濁粒子(TSP)エアロゾルを5年以上の長期間採集し,分析。
・辺戸岬では,10月から5月にかけて,黄砂現象に係わらず,大陸気団が通過すると,ほとんどの金属元素がより高濃度になり,年間での平均濃度は,エアロゾルが西から東へ移動すると漸減。
・人為起源金属元素の大部分はアジア大陸での石炭燃焼に由来すると考察後,エアロゾル中の金属元素は北西および北方向だけでなく西方向からの気団によっても沖縄県へ輸送されることを確認し,大気環境だけでなく,沿岸海水中の微量金属濃度にも影響し,サンゴ礁における多様性ある特異的生態系の維持にも影響すると推察。

シソーラス用語： 沖縄県 ,  *懸濁粒子 ,  *エアロゾル ,  *金属元素 ,  *黄砂 ,  燃焼 ,  地球環境 ,  監視 ,  金属 ,  *長距離輸送【大気】 ,  大気汚染 ,  公害計測 ,  *人為起源エアロゾル ,  *石炭燃焼 ,  *大気環境 ,  微量金属 ,  大気汚染調査 ,  *大気質監視
準シソーラス用語： *黄砂現象 ,  大気汚染計測 ,  *大気環境モニタリング

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  気圏環境汚染  (SB03020M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 沖縄 ,  島 ,  採集 ,  懸濁粒子 ,  エアロゾル ,  金属元素 ,  長期観測