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J-GLOBAL ID：201902225180510230   整理番号：19A2735752

非線形超音波法による照射ミクロ組織変化の評価-原子炉容器鋼の照射組織変化-

Evaluation of Radiation-induced Microstructural Change by Nonlinear Ultrasonic Method-Microstructural Evaluation in Reactor Vessel Steels under Irradiation-

著者 (4件)： 小島敦子 (原子力安全システム研究所 技術システム研) ,  藤井克彦 (原子力安全システム研究所 技術システム研) ,  石田仁志 (原子力安全システム研究所 技術システム研) ,  川嶋紘一郎 (超音波試材料診断研)
資料名： INSS Journal  (INSS Journal)
巻： 26  ページ： 98-105  発行年： 2019年10月 
JST資料番号： L2812A  ISSN： 1340-4482  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子炉容器の照射脆化評価に対する非線形超音波法の適用性の検討を目的に,5MeVの電子線を290°Cで照射量0.022dpaまで照射した原子炉容器鋼(A533B鋼:0.16wt%Cu)に対して超音波非破壊材料評価法のうち水浸局部共振高調波法を用いた測定を実施した.電子線照射試料と非照射試料を測定した3次高調波像において,電子線照射試料で大きな振幅が得られた.3次元アトムプローブ(APT)測定の結果,電子線照射試料には,平均直径が2.0nmのCuを含む溶質原子クラスタ,いわゆるCuリッチ析出物が高密度(照射量0.015dpaで3.2×10²³m^-3)に形成していた.3次高調波振幅に高エネルギー電子線照射の有無による差が認められたのは,Cuリッチ析出物の形成をとらえた結果と示唆される.(著者抄録)

シソーラス用語： *超音波 ,  *原子炉容器 ,  脆化 ,  依存性 ,  非破壊測定 ,  低合金鋼 ,  原子プローブFIM ,  電子照射 ,  高調波 ,  *金属組織 ,  クラスタ
準シソーラス用語： A533B鋼 ,  三次元アトムプローブ ,  照射脆化 ,  照射量依存性 ,  *非線形超音波

分類 (1件)： 原子炉炉心・制御系  (MD04020T)

引用文献 (22件)：

• (社)日本電気協会,原子炉構造材の監視試験方法の概要,JEAC4201-2007(2007).
• (独)原子力安全基盤機構,高経年化技術評価審査マニュアル 原子炉圧力容器の中性子照射脆化,JNES-SS-0507-04(2011).
• (独)原子力安全基盤機構,高経年化技術評価等報告に対する技術審査報告書(関西電力株式会社美浜発電所3号機)(2006).
• (独)原子力安全基盤機構,原子炉圧力容器監視試験片の再生に関する調査報告書,JNES-SS-0601(2006).
• 大岡紀一,石井敏満,“原子炉容器用鋼材の中性子照射脆化の評価(特集 発電用原子炉の健全性評価)”,非破壊検査,vol.52,No.5,May2003,pp235-239(2003).

タイトルに関連する用語 (5件)： 非線形超音波 ,  ミクロ組織変化 ,  評価 ,  原子炉容器 ,  組織変化