抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・山口県周南市の大津島内には独特な石柱構造物が存在。
・本研究では大津島内に残るこれらの独特な石柱構造物について,用途や規模などの調査を行い,その特徴,来歴を明らかにすることが目的。
・研究方法として,文献調査,現地調査,聞き取り調査,および実測調査を実施。
・Google Mapを用いて位置情報を参考にし,石柱構造物を見付けた場所を用途別にマッピング。
・今回発見した石柱構造物は計29箇所で,その内,実測調査ができたのは21箇所。
・石柱構造物に使用されている花崗岩質岩石は島の北東部に存在。
・聞き取り調査の結果と屋根材,平面規模の平均値,桁行・梁間方向柱間隔の平均値を表示。
・柱を測定して得られた幅,奥行き,高さの値を地区別に表したグラフを図化。
・大津島内の石柱構造物は,組積造の石造構造物とは明らかに異なる特徴を有する構造物。
・文献への記載状況と聞き取り調査の結果から,明治期から愛媛県の人の来島によって始められた近代採石業において,石柱構造物は石材の加工時の端材で作られた可能性大。