抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景チベット高原地区の住民は長期に高海抜、強紫外線と低酸素乾燥の環境で、光損傷性皮膚病、特に皮膚光老化の発病率が高い。青海地区はその独特な生態環境によってその特有な植生資源を育むため、本文は現地の植物青海黒果クコを選び、その抗老化性について研究を行った。【目的】マウスの皮膚老化モデルに及ぼす青海黒果クコプロシアニジンの保護作用を研究する。【方法】2016年10月から2017年12月まで,45日齢のSPFグレードの昆明マウス50匹を,正常群(A群),皮膚老化モデル群(B群),皮膚老化モデル+ビタミンE群(C群),および対照群(C群)に無作為割付した。皮膚老化モデル+低用量黒果クコプロシアニジン群(D群)、皮膚老化モデル+高用量黒果クコプロシアニジン群(E群)、各群10匹。A群のマウスは正常光で飼育し、B群、C群、D群、E群のマウスにD-ガラクトース皮下注射と長波黒斑効果紫外線(UVA)、中波紅斑効果紫外線(UVB)の共同照射を併用し、皮膚老化モデルを構築した。A群,B群のマウスに0.9%塩化ナトリウム溶液で0.5ml/dを胃内投与し,C群のマウスにビタミンE点滴剤を0.5ml/d,D群,E群マウスに投与し,クコプロシアニジンの胃内投与を行った。投与量はそれぞれ50mg・kg-1・d-1と100mg・kg-1・d-1で、連続投与は30dであった。皮膚真皮の厚み,コラーゲン線維,弾力線維の変化,マトリックスメタロプロテイナーゼ-2(MMP-2)mRNAおよびマトリックスメタロプロテイナーゼ-9(MMP-9)のmRNA発現を,42日目に測定した。結果:光学顕微鏡(×40)では、肉眼でB群はA群より真皮層の厚みが明らかに減少し、C群、D群、E群はB群より真皮層の厚さがやや厚くなった。光学顕微鏡(×400)では、肉眼でB群はA群より真皮層コラーゲン線維と弾力繊維が欠損し、配列が乱れ、構造が緩く、断裂、巻き曲がり、C群はB群より繊維組織が多く、網状配列が見られ、断裂、巻き曲が見え、D群、E群はB群、D群、E群よりB群、D群、E群が目立った。C群は明らかに新生繊維組織、配列が揃い、断裂、巻曲が明らかに減少し、E群はD群より新生繊維が成熟した。MMP-2mRNAとMMP-9mRNAの発現は,A群,D群,E群(P<0.05)より高く,D群のMMP-2mRNAとMMP-9mRNA発現はE群より高かった(P<0.05)。結論:黒果クコプロシアニジンはマウスの皮膚老化モデルに対して保護作用があり、潜在的な抗皮膚老化の価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】