抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ラット体内のアンフェタミン及びその活性代謝産物の血漿濃度を同時に測定する方法を確立し、薬物動態研究に応用する。【方法】超高性能液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析(UPLC-MS/MS)を用いた。カラムは,AgilentZorbaxSB-C84.6mm×100mm,3.5μmであった。移動相は水-メタノール(5mmol・L-1ギ酸アンモニウム,pH3.6),傾斜溶離法であった。質量分析条件は,エレクトロスプレイイオン源,正イオンモード,走査モードは多重反応イオンモニタリングであり,イオン対は,m/z240→m/z184(アンフェタミン),m/z256→m/z238(ヒドロキシアンフェタミン),m/z256→m/z238であった。m/z242→m/z168(赤/蘇式ヒドロキシル化アンフェタミン),m/z285→m/z154(ジアゼパム,内部標準)。3匹の雌SDラット,大腿動脈挿管,アンフェタミン10mg・kg-1を腹腔内投与し,投与前と投与後5,10,30,60,120,180,240,360,480,600minの大腿動脈から血液を採取した。アンフェタミンとその活性代謝産物濃度を測定した。【結果】血漿標準曲線は,11000ng・mL-1(アンフェタミン,ヒドロキシアンフェタミン),1500ng・mL-1(赤/S-ヒドロキシ化アンフェタミン)の範囲で良好な直線性を示し(r≧0.995),日内日間精度は7%未満であった。絶対回収率は94.92%117.57%で,マトリックス効果は11.1%未満であった。Cmaxは,それぞれ(1543.33±241.94),(22.40±7.66)ng・mL-1,Tmax(0.11±0.05),(4.67±1.15)hであった。AUC0-10hはそれぞれ(3153.29±853.07)、(190.63±76.66)ng・h-1・mL-1であり、半減期はそれぞれ(2.63±0.79)、(29.76±17.95)hであった。Cmax,Tmax,AUC0-10hは,それぞれ(2.22±0.12)ng・mL-1,(1.19±1.58)h,(9.95±6.56)ng・h-1・mL-1であった。【結語】確立した分析法は,高感度,正確,簡便,迅速であり,血漿中アンフェタミンとその活性代謝産物の薬物動態研究に適している。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】