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J-GLOBAL ID:201902226241317609   整理番号:19A2898295

保存された歴史的スラッジ中の水銀のスペシエーション:日本の水俣湾の埋立地に含まれるスラッジからの潜在的リスク【JST・京大機械翻訳】

Mercury speciation in preserved historical sludge: Potential risk from sludge contained within reclaimed land of Minamata Bay, Japan
著者 (12件):
資料名:
巻: 180  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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1950年代後半において,大量のメチル水銀(MeHg)が化学工場によって日本のMinamata湾に直接放出され,魚と貝の汚染をもたらした。最終的に,Minamata病と呼ばれるMeHg中毒の発生が起こった。1977年から1988年にかけて,熊本県政府は25μg/gの全水銀(THg,乾燥基準)を超える堆積物を排水出口近くの湾の厳密に分離された地域に浚渫し,移動させた。この地域は埋立された。保存されたMinamata湾スラッジ試料(修復プロジェクトの終了前の湾の内側から採取した)と最近のMinamata湾堆積物(湾の浚渫地域の外側で収集した)における水銀スペシエーションの分析を行い,埋立地からMinamata湾へのスラッジ/堆積物漏出の潜在的リスクを評価した。THg(乾燥基準)濃度の中央値は,保存スラッジでは241μg/g,最近のMinamata湾堆積物では6.1μg/g,単一対照試料では0.18μg/gであった。MeHg濃度の中央値(THgにおけるMeHgの割合)は,それぞれ108ng/g(0.031%),3.7ng/g(0.12%),および0.71ng/g(0.41%)であった。全ての試料において,MeHg%はTHg濃度の増加とともに指数関数的に減少した。海水への各試料からのTHgの抽出性はMeHgのそれよりはるかに低いことが示された。抽出されたMeHgは,保存されたスラッジに対して0.86%,最近のMinamata湾堆積物に対して4.57%,および対照に対して7.89%であった。最も高いTHg濃度を含む保存スラッジ中の水銀の支配的な化学形態は,エネルギー分散X線分光法(TEM-EDX)とX線吸収微細構造(XAFS)分析に関連した透過型電子顕微鏡に基づく安定なβ-硫化水銀(HgS)であることが分かった。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水銀とその化合物  ,  海洋汚濁 

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