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J-GLOBAL ID：201902226780661002   整理番号：19A0161646

インタラクティブ視聴を実現する音場のズーム合成技術の研究開発

Research and Development of a Zoom Synthesis Technology of Sound Field for Realizing Interactive Viewing

著者 (3件)： 堀内俊治 (株式会社KDDI総合研究所) ,  新井田統 (株式会社KDDI総合研究所) ,  滝嶋康弘 (株式会社KDDI総合研究所)
資料名： 映像情報メディア学会誌(Web)  (Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (Web))
巻： 73  号： 1  ページ： 167-172(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0261A  ISSN： 1881-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全天球や半天球映像のインタラクティブ視聴に合致した音場の選択的合成手法として,音場のズーム合成技術を提案し,スマートフォン上で単体動作するアプリケーションソフトウェアを開発した.提案手法は,複数チャネル間のスペクトル変形に基づき,円状マイクロホンアレイのマルチチャネル信号から,任意の方向を中心に,任意の範囲のステレオ信号を合成しており,音場の空間情報が保たれるという特徴を持つ.開発したアプリケーションソフトウェアにより,収録した音場の再生範囲を視聴する映像の表示範囲に合致させる,すなわち音にも映像にも視聴者が自由自在にズームできるインタラクティブ視聴を実現した.評価実験では,到来時間差推定に基づく客観評価により,6本の指向性マイクロホンから構成される6チャネルの円状マイクロホンアレイを用いて,任意の範囲のステレオ信号が選択的に合成できることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： 会話型処理 ,  行為 ,  *音場 ,  *音声合成 ,  研究開発 ,  技術開発 ,  拡大 ,  音響アレイ ,  音響 ,  *ステレオ音響 ,  *再生 ,  応用プログラム ,  マイクロホン ,  スペクトル解析 ,  マスキング ,  スケーリング【計数】 ,  アルゴリズム ,  電子回路 ,  信号処理 ,  画像
準シソーラス用語： ウェブアプリケーションソフトウェア ,  ズーミング ,  ディジタル処理 ,  ヒストグラムシフティング ,  マイクロホンアレイ ,  マルチチャネル音響 ,  音響信号処理 ,  *音場再生 ,  指向性マイクロホン ,  視聴 ,  全周囲画像

著者キーワード (6件)： 音場合成 ,  スペクトル変形 ,  時間周波数マスキング ,  円状マイクロホンアレイ ,  全・半天球映像 ,  インタラクティブ視聴

分類 (1件)： 音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (21件)：

• 1) T. Kanade, P. Rander, P. J. Narayanan: “Virtualized reality: Constructing virtual worlds from real scenes”, IEEE Multimedia, 4(1), pp.34-47 (1997)
• 2) M. P. Tehrani, K. Niwa, N. Fukushima, Y. Hirano, T. Fujii, M. Tanimoto, K. Takeda, K. Mase, A. Ishikawa, S. Sakazawa, A. Koike: “3DAV integrated system featuring arbitrary listening-point and viewpoint generation”, Proc. IEEE 10th Workshop on Multimedia Signal Processing, pp.855-860 (2008)
• 3) T. Horiuchi, H. Sankoh, T. Kato, S. Naito: “Interactive music video application for smartphones based on free-viewpoint video and audio rendering”, Proc. ACM 20th International Conference on Multimedia, pp.1293-1294 (2012)
• 4) 三上, 國田, 鎌本, 志水, 丹羽, 木下: “高臨場感観戦を盛り上げる映像音響技術”, NTT技術ジャーナル, 27(2), pp.31-35 (2015)
• 5) 山口: “公共放送による360°映像のVR配信の意義 ~2020年とその先に向けて~”, 放送研究と調査, 67(11), pp.90-97 (2017)

タイトルに関連する用語 (4件)： 視聴 ,  音場 ,  研究 ,  開発