抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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氷温技術においては生鮮品や生体の凍結温度以上を保つことが必要である。このため貯蔵物が凍結する温度すなわち貯蔵物固有の氷結点の正確な事前測定が重要である。しかしながら,水分の少ない穀物や豆類においては冷却時の品温測定では氷結点の測定が困難な場合がある。一方,貯蔵物内を伝搬する音波は,その伝搬特性が貯蔵物の硬さの変化により異なる性質があり,これを利用して試料内の氷結晶の有無,すなわち凍結の有無の検出可能である。本研究では,水分の少ない穀類,豆類の冷却時の音波伝搬特性を測定し,氷結点と思われる温度において,音波伝搬特性が変化するものがあることを確認したので,その結果を報告する。(著者抄録)