抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
多くの業界でコモディティ化が進む中,その波から抜け出すためには,商品の機能を超えたブランドを構築することが重要である.ブランド構築の源泉の1つに,ブランドネームがある.識別性・意味性の富むブランドネームは,ブランドエクイティを高める.また,商品に対する態度要因の34%をブランドネームが占めるとも言われている.ブランドネームの対象は,企業ブランド,商品ブランド,技術ブランドと大別して3つである.ただし,企業ブランドネームは容易に変更できるものではなく,現場の施策となりにくい,また,技術ブランドは,商品ブランドを横断するため,商品ブランド以上に企業全体の競争力に寄与する可能性を有した資産である.そこで,本研究では,日本の自動車業界における自動運転技術を対象に,技術ブランドネームが購入意向に与える影響をRCT(Randomized Controlled Trial)で評価した.その結果,購入意向を1.5倍高める効果を観測し,技術のブランド化について効用を示した.(著者抄録)