抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
有機物が分厚く堆積した凹凸地形面を持つ永久凍土への温暖化の影響を解明するため,凹凸の形成過程と条件を調査しました。そこから,凹凸の形成によって傾いたクロトウヒは根元からの高さ30cm以下にあて材を形成することで樹体を支える特性をもつことを発見し,年輪のあて材形成の履歴から凹凸の形成過程を復元する技術を確立しました。その結果,凹凸地形面の形成は温暖年に活発であり,1960年以降,堆積有機物層の発達と凹凸地形面の形成が加速していることを解明しました。ただし,今後さらに温暖化が進み,凹凸地形面の条件となる浅い永久凍土面が深くなると,凹凸地形面が崩壊し,堆積した有機物の分解を招くことが予想されます。(著者抄録)