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J-GLOBAL ID：201902227447779659   整理番号：19A0011172

超臨界ヘリウム-4に隠された量子性と状態境界:経路積分重心分子動力学研究【JST・京大機械翻訳】

Quantumness and state boundaries hidden in supercritical helium-4: A path integral centroid molecular dynamics study

著者 (2件)： Takemoto Ayumi (Division of Chemistry, Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women’s University, Nara 630-8506, Japan) ,  Kinugawa Kenichi (Division of Chemistry, Graduate School of Humanities and Sciences, Nara Women’s University, Nara 630-8506, Japan)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 149  号： 20  ページ： 204504-204504-17  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 臨界点近傍の600以上の状態点における流体4Heに対する等温-等圧経路積分重心分子動力学シミュレーションを行い,超臨界状態の基礎となる詳細な状態と関連する量子性を明らかにした。熱力学,動的,及び量子特性の徹底的な解析により,この流体の超臨界領域における液体様及び気体様状態を分離する隠れ状態境界を明らかにした。等圧熱容量C_Pの最大値の軌跡として定義されるWidom線は,量子波長の等圧温度依存性,λ_量子,すなわち個々の原子のFeynman想像時間経路(ネックレス)の最大振幅に変化がある量子境界でもある。有名な動的状態境界であるFrenkel線は,古典的流体で観測されるように,P-T面上でほぼ同じ点,0.73~0.76T_cから始まることが観察された。新しい基準に基づくいくつかの状態境界が,P-T面上の臨界点またはその近傍から発散することを見出し,これらの境界と比較して議論した。液体様状態で観察されたC_Pの非古典的有意な抑制として,この流体の量子性を表した。(b)Widom線の傾斜dP/dTと臨界点近くの液体-ガス共存線の沈降。c)Widom線を横切る擬沸騰熱の低下。これは,Widom温度T_Widom以下の液体状状態で観測される温度による運動エネルギーの減少,あるいはλ_量子を含む格子モデル熱容量の観点から説明される。Copyright 2019 AIP Publishing LLC All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 熱容量 ,  運動エネルギー ,  *重心 ,  軌跡 ,  熱力学 ,  格子模型 ,  *分子動力学 ,  沈降 ,  *経路積分 ,  *ヘリウム4 ,  計算機シミュレーション ,  臨界点 ,  *超臨界 ,  沸騰 ,  温度依存性 ,  分子動力学シミュレーション ,  エネルギー ,  力学量 ,  計算機利用 ,  利用

分類 (3件)： 液-気界面  (CB12020U) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V) ,  相平衡・状態図一般  (CB03011C)

タイトルに関連する用語 (8件)： 超臨界 ,  ヘリウム-4 ,  量子 ,  境界 ,  経路積分 ,  重心 ,  分子動力学 ,  研究