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J-GLOBAL ID:201902228152749533   整理番号:19A2886309

地域漁業と共存する海洋利用開発の諸要件-久米島海洋深層水開発の事例から-

Requirements for Ocean Development that Coexists with Local Fishery-A Case Study of the Kumejima Deep Sea Water Development Project-
著者 (2件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 71-81  発行年: 2019年09月30日 
JST資料番号: L1777B  ISSN: 1349-6123  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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近年,地球環境問題・エネルギー問題などの課題解決に向けた新たな海洋利用開発がさかんに推進されており,そのために地域漁業との共存を図る方策が求められている。本稿では,久米島の海洋深層水開発事業を事例として,その開発をめぐる受容の過程を分析することで,漁業と新たな海洋利用開発との共存の要件について検討した。その結果,次の事柄を導出した。(1)海洋深層水開発事業は,久米島の地域産業を発展させた,きわめて地域公益性の高い事業である。(2)海洋深層水という新しい地域資源について,養殖生産の技術開発およびその移転,実用化というしくみを介すことで,高い漁業価値を生み出した。(3)海洋深層水開発の当初の事業目的がおもに水産利用であり,地域の発展に資するものと規定されていたことが,漁業者の主体的な参加を促し,きわめて円滑な合意形成を促した。(4)久米島の海洋深層水開発については漁業者の信頼を得た政治家と行政職員(研究者を含む)との連携が有効に機能した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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海洋施設  ,  水産経済・経営 
引用文献 (30件):
  • 浜本幸生:海って誰のものだろう?: 漁業補償と漁業権,水産社,1989
  • 浜本幸生監修:検証 海の「守り人」論,まな出版企画,1996。田中克哲:最新・漁業権読本-漁業権の正確な理解と運用のために,まな出版企画,2002
  • 一般社団法人 海洋産業研究会「洋上風力発電等の漁業協調の在り方に関する提言《第2版》」,着床式および浮体式洋上ウィンドファームの漁業協調メニュー, 2015
  • 川辺みどり・婁小波・日高健:新たな海面利用に対する漁業者の受容過程とその要因分析-福島沖浮体式洋上風力発電実証事業をめぐって-,沿岸域学会誌30(4),pp.101-112,2018
  • 原科幸彦:第3章 プランニングにおける合意形成,猪原健弘編著「合意形成学」,勁草書房,2011
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