文献
J-GLOBAL ID:201902228566701890   整理番号:19A2912016

東日本大震災の被災地における記憶の街ワークショップの手法の変遷 模型制作を通じた被災前の地域空間の復元手法に関する研究 その1

THE TRANSITION OF “TOWN OF MEMORIES WORKSHOP” IN THE AFFECTED AREA OF THE GREAT EAST JAPAN EARTHQUAKE AND TSUNAMI A study on the method of the regional space restoration in pre-disaster phase through participatory model making process Part1
著者 (3件):
資料名:
巻: 84  号: 764  ページ: 2139-2149(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:近年,大規模自然災害が頻繁に発生し,壊滅的災害がコミュニティ環境を破壊した。破壊的な影響からの回復と再建の間,災害前の地域の記憶を復元する方法は,地域のライフスタイルと文化を維持するために必要である。この方法は,東日本大震災(GEJET)により新しく開始されたので,この方法はよく研究されていない。「記憶の街ワークショップ(TMWS)」は,災害によって失われた地域の災害前の地域景観モデルを作るための研究会である。研究会において,建築学生のようなボランティアは,被害者からの災害の前の記憶を聞く。次に,参加者と一緒にボランティアは,模型において記憶の情景を表現する。研究会はGEJETの被災地域で実施されたそのような方法の例である。目的:本研究の目的は以下の通りである。(a)TMWSの方法の7年の変化を整理することにより,TMWSを実行するときにどのような視点が強調されているか,(b)これらの視点間の関係に基づいてTMWS実践の将来方向についてを考察する。研究方法:(1)種々の材料(TMWSの報告と写真など)に基づいて,7年間のTMWSにおいて,年代順に表を作り変更したデータを整理した。(2)(1)で作った表を参照して,TMWSの方法における変化とその意図と要因を,7年間の実践に基づいてさがし出した。(3)各意図と因子(各変化に対する)を整理し,TMWSの実行に関する重要な視点を抽出した。(4)各視点間の矛盾を整理することにより,TMWSの将来の実践を考察した。結論:TMWSに関して重要な視点は,[1]多重災害に対する対応,[2]より多くの住民参加による地域空間の回復,[3]居住者への物理学的配慮,[4]理解と共有,[5]経済効率,[6]技術,および[7]都市計画の利用である。これらの視点を同時にバランスさせることは困難である。特に,TMWSが将来,[2],[3],[4]および[5]の視点に重点を置いて実行されると,それらは他の重要な展望を失う可能性がある。したがって,目的と状況に従ってバランスすることが重要であることが分かった。また,そのような矛盾を解決する方法を考慮する必要がある。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (10件):
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害 
引用文献 (13件):
  • 1) Lost Homes Project : Lost Homes Project - Restoration Model Production Project “Lost Homes” by Architecture Students, http://losthomes.jp/projects/0/-/20110325/ (Accessed 2019.4.30) (in Japanese) 「失われた街」模型復元プロジェクト : 建築学生による模型復元「失われた街〜建築学生による模型復元プロジェクト」
  • 2) General Incorporated Association ArchiAid : Archi+Aid Record Book, 2011-2016 Architects’ Pro Bono Outreach following 3.11, flick studio, 2016.6 (in Japanese) 一般社団法人アーキエイド : アーキエイド 5年間の記録-東日本大震災と建築家のボランタリーな復興活動, フリックスタジオ, 2016.6
  • 3) Takashi SUGIYAMA, Katsuya YAMORI : Consideration of "Days-Before" Narratives - Comparative Analysis of Narratives of "Hanshin-Awaji Great Earthquake" and "Niigata Prefecture Chuetsu Earthquake" and "Showa Nankai Earthquake", Disaster Recovery and Revitalization Review, Vol. 7, No. 1, pp. 34-41, 2015.7 (in Japanese) 杉山高志, 矢守克也 : 「Days-Before」の語りの可能性についての一考察阪神・淡路大震災, 新潟県中越地震, 昭和南海地震の語りの比較分析, 日本災害復興学会誌 復興(13号), Vol. 7, No. 1, pp. 34-41, 2015.7
  • 4) Mina NAGAMURA, et al : Current Situations and Issues of Records Relating to the Great East Japan Earthquake: Focusing on Activities to Collect Disaster Records, Record Management, No. 64, pp. 49-66, 2013.1 (in Japanese) 永村美奈 他4名 : 東日本大震災に関する記録・証言などの収集活動の現状と課題, レコード・マネジメント, No. 64, pp. 49-66, 2013.1
  • 5) Ishinomaki Senshu University : Production of Reconstructed Three-Dimensional Model at the Coastal Area of Ishinomaki City Using 3D Printer, https://www.senshu-u.ac.jp/ishinomaki/social-contributions/fukkou/3dprinter_mokei.html (Accessed 2019.4.30) (in Japanese) 石巻専修大学 : 3Dプリンタ活用による石巻市沿岸部の復元立体模型の制作
もっと見る

前のページに戻る