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J-GLOBAL ID：201902228865290214   整理番号：19A2291167

繊維ロープのアイ加工の違いによる強度評価

Strength evaluation by the difference in the eye-processing of fiber rope.

著者 (3件)： 矢部和弘 (東京農業大学地域環境科学部) ,  今冨裕樹 (東京農業大学地域環境科学部) ,  伊藤崇之 (国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所)
資料名： 森林利用学会誌  (Journal of the Japan Forest Engineering Society)
巻： 34  号： 3  ページ： ROMBUNNO.34.131(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L3308A  ISSN： 1342-3134  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・端末加工の中でもアイ加工に着目し,林業においてアイ加工されたロープが用いられる場として一般的な控索を想定して,アイ加工の方法の違いによる強度の比較を実施。
・本研究は,引張強度,伸び,加工の手間の3要素のバランスのとれた加工方法を提案することが目的。
・本研究では供試材料としてUHMWPE繊維ロープ(東京製鋼繊維ロープ株式会社製エースラインSHD)を使用。
・引張強度ではE3:124.0 ± 1.32 kN,S3:120.0 ± 7.07 kN,Y3:116.0 ± 9.90 kNの順でいずれも120 kN 程度 で80%以上の強度効率が確保されていた。
・UHMWPEロープのアイ加工は,ワイヤーロープのアイ加工のような力や技量の必要がなく,初心者でも比較的簡単に加工できた上,必要な強度効率も保てることが明らかとなった。

シソーラス用語： *評価 ,  *索 ,  引張強さ ,  *産業 ,  作業 ,  利用 ,  集材 ,  加工 ,  *複合材料 ,  *強度評価 ,  農作業 ,  架線集材 ,  材料加工 ,  繊維加工 ,  *繊維強化複合材料 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： *ロープ ,  引張強度 ,  *農林業 ,  道具使用 ,  アイ加工 ,  *繊維強化材

分類 (2件)： 伐木,造材  (FF04000W) ,  収穫・調製用機械  (FB03030K)

引用文献 (7件)：

• 福井遼・杉本和也・大塚和美・長谷川尚史・前田多恵子 (2009)集材作業における繊維ロープの利用可能性.森利誌23(4):255〜258.
• グラス・ファイバー工研株式会社.デベグラスワイヤー端末加工.オンライン.(http://www.glaken.co.jp).2018 年6 月24 日参照.
• パドワース,J.(2001)結びのテクニック.36〜37,産調出版,東京.
• 草野善行(2012)繊維ロープを使用した集材地引ウインチ.建設機械8月号:52〜54.
• 杉浦清治・加藤八郎(2003)繊維ロープのアイスプライス,結節強さ.愛知県産技研研報:186〜189.

タイトルに関連する用語 (3件)： 繊維 ,  ロープ ,  強度評価