抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エノキタケ等のビン栽培に慣れたきのこ生産者が,容易に菌床シイタケを栽培できるよう,栽培の全工程を既存きのこビンで栽培する,シイタケビン栽培技術の開発に取り組み,以下の結論を得た。1)既存きのこビンを用いてシイタケを菌床栽培するには,ビン内部での子実体発生を防ぎ,ビン口部に原基を多数形成させることが重要と考えられた。2)本試験で用いた市販11品種の中で,ビン栽培に適性があると考えられた品種は,北研600号,森XR1,北研603号,北研607-S号,北研73号の5品種であった。3)栽培時における光を制御(遮断,照射)することによって,子実体発生量の増加効果があることが分かった。4)ビン栽培でも袋栽培と同程度の子実体収量が得られることが分かった。5)培養時の通気性の改善や,栄養材の選択により,子実体発生量が増加することが分かった。6)新たな容器として検討した,広口円筒容器は,高い子実体収量及び品質が得られる可能性が示唆された。(著者抄録)