抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
機能的多様性は,生態系における微生物の多様な機能特性をカバーする。したがって,それが窒素固定とリン酸可溶化細菌の分離において重要な役割を果たすと仮定した。これらの細菌は持続可能な農業開発のためのバイオ肥料と考えられてきた。農地の異なる場所から土壌を収集し,いくつかの微生物学的試験を行い,それにおいて著者らはミクロコスム間の従属栄養微生物豊度と微生物活性においてかなりの差異を観察した。機能的多様性は微生物の豊富さと均一性の両方に依存する。生物学-ECOプレートの炭素源の代謝フィンガープリントの結果に基づいて,豊富さと均一性をそれぞれShannon多様性指数とGini係数を決定することによって測定した。結果は,微生物の豊富さと均一性の両方に有意差を示し,ミクロコスム間の機能的多様性のかなりの変化を示唆した。その後,窒素固定およびリン酸可溶化細菌を,それぞれBurkおよびPikovskaya培地上で単離した。これらの結果は,両タイプの細菌豊度がミクロコスム間でかなり変動することを明らかにした。最も高い機能的多様性を示すミクロコスム(T2)は,窒素固定およびリン酸可溶化細菌の最大数を示した。同様に,最低の機能的多様性を示すミクロコスム(T5)は,窒素固定およびリン酸可溶化細菌の最小数を示した。したがって,強い正の相関が,土壌試料間の機能的多様性と両タイプの細菌豊度の間に観察された。より高い豊富さと均一性は,土壌中のかなりの数の窒素固定とリン酸可溶化細菌を収容することを容易にする機能的多様性の増加をもたらす。まとめると,結果は,機能的多様性が土壌からの窒素固定とリン酸可溶化細菌の分離において重要な役割を果たすことを示した。Copyright 2019 Institute of Microbiology, Academy of Sciences of the Czech Republic, v.v.i. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】