抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イオン液体(IL)-水混合物の分子動力学(MD)シミュレーションを行い,水添加の影響を調べた。ILカチオン1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム([C_4mim])と4つのアニオン,硝酸塩(NO_3),テトラフルオロボラート(BF_4),ヘキサフルオロホスフェート(PF_6),およびビス-(トリフルオロメタンスルホニル)-イミド(NTf_2)を用いて,疎水性とアニオンサイズの差異の影響を調べた。水-水の動径分布関数には,2つの異なる含水量依存性がある。NO_3とBF_4システムにおいて,アニオン-水の強い相互作用による水素結合によって結合した水-アニオン-水構造の影響は大きかった。水クラスタの成長は,PF_6およびNTf_2システムにおける動径分布関数のピーク高さを変化させた。拡散定数の増加はNO_3系では小さいが,他の系では小さい。NO_3システムにおけるアニオン-水水素結合の緩和時間は,他のシステムにおけるそれらより非常に長かった。それは,NO_3システムの拡散定数の低い含水量依存性の理由である。NO_3とBF_4系における構造の水定数依存性は類似しているが,拡散定数におけるそれはそうではない。BF_4システムは,拡散定数の含水量依存性における構造変化と疎水性特徴における親水性特徴を示した。水分子の添加はアニオンの種々の疎水性/親水性を提供する。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】