抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複数人がスマートフォンなどの携帯端末を持ち寄り,共通の目的を達成するために協調して検索を行う「協調Web検索」においては,検索したWebページの共有が作業者間で頻繁に行われるため,共有にともなう通知回数が増加し,作業者の認知的負荷や生産性に悪影響をもたらす。本研究では,対面での協調Web検索中に発生する作業の区切れ目(ブレイクポイント)に着目し,通知のタイミングを制御することで,作業者に与える認知的負荷を低下させることを考える。まず,協調Web検索において通知を行うのにふさわしいと思われるタイミングを調査する実験を行い,「検索画面へ戻る」「同じクエリを入力する」「素早いスクロールを行う」という行動の発生をブレイクポイントとして抽出した。また,これらのタイミングで通知を行うように制御する機能を持った協調Web検索システムを構築し,実際の作業に適用して評価を行った。その結果,作業を達成するのに必要な時間についての認知的負荷が減少する傾向にあり,作業効率が向上している可能性があることが示唆された。(著者抄録)