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J-GLOBAL ID：201902230351219672   整理番号：19A2550070

アカエゾマツの第2世代精英樹(エリートツリー)の選抜

著者 (1件)： 花岡創 (森林総合研 林木育種セ 北海道育種場)
資料名： 北海道の林木育種  (Forest Tree Breeding of Hokkaido)
巻： 62  号： 1  ページ： 8-12  発行年： 2019年08月31日 
JST資料番号： Y0226A  ISSN： 0387-4184  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・アカエゾマツは特殊な立地条件での生育が可能で,他の北方造林樹種と比較して病虫害や気象外に強いことから今後も一定量の造林が見込まれると予想。
・第2世代精英樹候補木の選抜は,成長形質として樹高と胸高直径,通直性として根元曲がりと幹曲がり,材質として応力波伝播速度の評価を実施。
・北北22号検定林では,遺伝的多様性確保を前提に多様な家系から選抜することに重点を置き,合計20固体を選抜。
・遺伝的獲得量は小さいが,すべての形質に著しい欠点がないことが特徴。
・平成30年度までに他の検定林からも合計51個体を選抜。

シソーラス用語： *トウヒ属 ,  *精英樹 ,  樹高 ,  胸高直径 ,  樹幹 ,  速度 ,  応力波 ,  波動伝搬 ,  生物多様性 ,  人工林 ,  植物成長 ,  形質発現 ,  *分離育種 ,  *林木育種 ,  *育種
準シソーラス用語： Picea glehnii ,  *アカエゾマツ ,  遺伝的多様性 ,  応力波伝播速度 ,  次代検定林 ,  *選抜育種

分類 (1件)： 造林一般  (FF03010A)

引用文献 (22件)：

• 逢沢峰昭:日本の森林樹木の地理的構造(19)アカエゾマツ(マツ科トウヒ属),森林遺伝育種6(4),160-165,2017
• 花岡 創・中田了五・矢野慶介・西岡直樹・田村 明・今 博計・石塚 航・来田和人:北海道育種基本区におけるカラマツ第二世代精英樹候補木の選抜-平成28年度の実施結果-,林木育種センター年報 平成29年版,103-105,2017
• 花岡 創・中田了五・福田陽子・今 博計・石塚 航: 北海道育種基本区におけるアカエゾマツ第2世代精英樹候補木およびカラマツ優良木の選抜-平成29年度の実施結果-,林木育種センター年報 平成30年版,100-102,2018
• 花岡 創・中田了五:FAKOPPおよびPilodynを用いたアカエゾマツの材質測定手法の検討,北方森林研究 67,19-22,2019
• 畠山末吉:北海道林木育種協会と60年を省みて,北海道の林木育種60(1),6-9,2017

タイトルに関連する用語 (3件)： アカエゾマツ ,  世代 ,  精英樹