抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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排気管に沿ったサンプリング位置がPM測定に及ぼす影響を研究するために,著者らは中速度の4ストロークディーゼルエンジンから排出されるPMを測定した。舶用ディーゼルエンジンはPM測定のために低硫黄舶用ディーゼル油を用いて定常状態で運転された。エンジンから排出されるPMを測定するために2つの部分流希釈システムを用いた。最初に,2つの部分流希釈システムの同等性をチェックするために,それらはエンジンの排気管上のほぼ同じサンプリング位置を有していた。PM排出レベルはエンジンの定常状態の間でさえわずかに変化するので,2つの部分流希釈システムからの結果を高精度で比較するために同時PM測定を行う必要があった。2つのシステムが同等の性能を有することが確率的プロセスを通して確認された。次に,PMは2つのシステムのうちの1つのサンプリング位置が排気管上およそ12m移動された後に同時に測定された。下流のシステムからの排出レベルは上流からのそれよりも2~4%低いこと,および2つのシステムからの結果は良好に適合することを明らかにした。著者はエンジンが定常に作動するとき,サンプリング位置を本論文中に記述した距離内に選択することが可能であると信じる。(翻訳著者抄録)