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J-GLOBAL ID：201902232127824350   整理番号：19A1525635

質の高い研究論文とは?企業家研究における訴求力と波及効果

The Appealing Power and Ripple Effect in Entrepreneurial Research

著者 (1件)： 山田幸三 (上智大 経済)
資料名： 組織科学  (Organizational Science)
巻： 52  号： 4  ページ： 52-60  発行年： 2019年06月20日 
JST資料番号： G0726A  ISSN： 0286-9713  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 企業家研究における質の高い研究論文とは,時代性や社会性を考慮したホリスティックな視点から経営現象を捉え,新しい理論的知見を得て,研究コミュニティと問題意識の高い実務家双方への強い訴求力と大きな波及効果を持つ論文である.質の高い研究論文は,様々な実践の場で応用可能な普遍性を内包する結果を導き出し,経営理論と実務の間に循環的関係を生み出す契機となる.分析の頑健性の追求だけではなく,特定事象の分析における事例研究の有効性に鑑み,学際的知見と時系列的な推移を重視した研究が求められる.(著者抄録)

シソーラス用語： *経営者 ,  研究 ,  *波及効果 ,  *経営理念 ,  効果 ,  経営学
準シソーラス用語： アントルプルヌールシップ ,  *企業家研究

分類 (1件)： 経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (43件)：

• Anderson, B. S., & Eshima, Y. (2013). The influence of firm age and intangible resources on the relationship between en­trepreneurial orientation and firm growth among Japanese SMEs. <i>Journal of Business Venturing, 28</i>(3), 413-429.
• Battilana, J., Leca, B., & Boxenbaum, E. (2009). How actors change institutions: Towards a theory of institutional en­trepreneurship. <i>Academy of Management Annals</i>, 3(1), 65-107.
• 出口将人(2017).「地域の産業集積の多様性とその決定要因-岐阜県東濃地域の陶磁器産地と他産地との比較をつうじて-」『組織科学』50(4),41-53.
• Drucker, P. F. (1985). Innovation and entrepreneurship. London, UK: HarperCollins Publishers(上田惇生訳『イノベーションと企業家精神』ドラッカー名著集5,東京:ダイヤモンド社,2007).
• 江島由裕(2018).『小さな会社の大きな力-逆境を成長に変える企業家的志向性(EO)-』東京:中央経済社.

タイトルに関連する用語 (5件)： 質 ,  研究 ,  論文 ,  企業 ,  波及効果