抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,大学生の講義への出席率は高いが,学習内容を振り返る時間が不十分であることが指摘されている.背景にはさまざまな可能性があるが,その1つに「復習の方法がわからない」という理由が挙げられる.本研究では,文系の大学生を対象とした生命科学の講義において,復習をすることで,復習を全くしなかったときと比較して,内容の定着度合いが明示的に上昇することを示した.また,復習を促す方法として,教員による口頭試問を行った場合と,コンセプトマップの穴埋めするように指示をした場合とでは,内容の定着度合いには大きな差はないことを示した.大人数の生物科目の講義においては全受講生に対して口頭試問を行うことは時間的制約により困難となることが多いが,コンセプトマップの穴埋めを復習課題として指示することが,学生の復習を促すための方法の1つとして効果を持つことが示唆された.(著者抄録)