文献
J-GLOBAL ID:201902232201218730   整理番号:19A0109396

Selenga川水系の河床堆積物中のヒ素の産状

OCCURRENCE OF ARSENIC IN THE RIVERBED SEDIMENTS OF THE SELENGA RIVER SYSTEM
著者 (6件):
資料名:
号: 53  ページ: 13-28  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0552A  ISSN: 0386-8710  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
過去数十年にわたり人間活動は国境付近のSelenga川流域に集中しており,特にその2/3はモンゴル領内に位置している。本研究では,河成堆積物中のAs濃度とSelenga川水系堆積物中のこの半金属の移動と蓄積を測定した。高濃度のAsは,ロシア領内のSelenga川下流のものよりOrkhon川水系から採取した堆積物中に検出された。観察された差は,Orkhon川流域が土砂掘削を含む人為的活動によって高度に影響されることを示している。特に,Selenga川水系全体(2.8mg・kg(-1))の平均と比較して,高濃度のAs(3.6~4.9mg・kg(-1))が,金鉱山地域の下流で採取された堆積物サンプルとDarkhan市の近くで検出された。この都市周辺では,As汚染は高As含有石炭の燃焼に関連している可能性がある。金採掘は農村地域におけるAs汚染の主な源である。驚くべきことに,Zaamar鉱山地域の下流で採取された堆積物試料中の微細画分の含有量は,それの上流で採取された試料で測定されたものの半分であった。しかし,全研究地域を通して収集した堆積物試料中のAs濃度と微粒子含有量の間に相関は観察されず,微粒子堆積物の割合は河床のAs分布の制御因子ではないことを示唆した。鉱山地帯で放出された重くて粗い粒子は,それらの供給源の近くで河床に急速に堆積するように見える。しかし,微粒子は水質の変化により河川の合流地点で共沈殿することができる。これらの堆積プロセスは,As汚染が大面積に広がる程度を制限することができるが,二次鉱物からのAsの再溶解は世界中で観測される広範囲の地下水As汚染の重要な要因として認識されている。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
河川汚濁  ,  重金属とその化合物一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る