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J-GLOBAL ID：201902232313532072   整理番号：19A0418514

アミノ酸による植物の病害虫抵抗性誘導

著者 (1件)： 瀬尾茂美 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： アミノ酸研究  (Amino Acid Research)
巻： 12  号： 1  ページ： 35-37  発行年： 2019年02月 
JST資料番号： Y0620B  ISSN： 1882-5001  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 病原菌や害虫を直接殺さずに植物が本来有する病害虫抵抗性を誘導して防除効果を示す抵抗性誘導物質は,現場で問題となっている耐性菌や薬剤抵抗性,予期せず出現した病害虫に対抗しうる有望手法である。しかし,国内において農薬として上市されている抵抗性誘導剤は数種のみであり,対象病害もイネいもち病等に限定され,似たような登録内容となっている。筆者らは,L-ヒスチジン等アミノ酸が既存の抵抗性誘導剤とは異なる作用点を介して植物の病害抵抗性を高めることを見出した。アミノ酸を用いることによって従来にない病害虫抵抗性誘導剤の開発に繋がることが期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *アミノ酸 ,  植物病害 ,  細菌 ,  *耐虫性 ,  *耐病性 ,  作用機序 ,  いもち病 ,  薬物耐性 ,  耐性菌 ,  農薬 ,  誘導 ,  窒素複素環化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： 耐性誘導 ,  農薬登録 ,  病害抵抗性 ,  病原菌 ,  薬剤抵抗性

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  化学的防除  (FC05050X)

物質索引 (1件)： L-ヒスチジン

引用文献 (19件)：

• IPCC Climate Change 2014 http://www.ipcc.ch/
• 平成29年3月「農林水産省地球温暖化対策計画」 http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/honbu.html
• United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2017) World Population Prospects: The 2017 Revision, Key Findings and Advance Tables. Working Paper No. ESA/P/WP/248.
• Walters DR, Ratsep J, Havis ND (2013) Controlling crop diseases using induced resistance: challenges for the future. J Exp Bot, 64 : 1263-1280.
• du Jardin P (2015) Plant biostimulants: Definition, concept, main categories and regulation. Scientific Horticulturae, 196 : 3-14.

タイトルに関連する用語 (4件)： アミノ酸 ,  植物 ,  病害虫 ,  抵抗性誘導