抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パーソナルデータは,個人情報,行動履歴や購買履歴などの個人に関する属性情報を含む,個人に関わる情報である.パーソナルデータの多くを個人情報が占めるが,個人情報保護法により,個人情報を第三者提供するには,本人同意が原則であり,あるいは,個人情報を匿名加工情報に加工することで同意不要とするかのいずれかとなる.本人同意を取得する場合,許可または不許可の二択であることがほとんである.対して,匿名加工情報は個人が特定できないように一般化などの加工を行うため,情報の精度が失われる.端的に言えば,第三者提供される個人情報は無加工の情報か,匿名加工されて精度が失われた情報のいずれかということになる.本稿では,これらの中間に位置づけられる粒度制御可能な属性情報加工手法と提供手法について検討し,パーソナルデータの一般化と同意取得への影響について考察する.(著者抄録)