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J-GLOBAL ID：201902232376137542   整理番号：19A2189645

効果的な芸術鑑賞のための支援ツールの開発:芸術に関する事前知識を用いない楽しい美術鑑賞

Development of a Support Tool for Effective Art Appreciation: Fun Art Appreciation without Prior Knowledge about Art

著者 (3件)： UMENO Hikari (Kyushu University) ,  KIM Daewoong (Kyushu University) ,  RAWANCHAIKUL Toshiko (Fukuoka Asia Art Museum)
資料名： International Journal of Asia Digital Art and Design Association (Web)  (International Journal of Asia Digital Art and Design Association (Web))
巻： 23  号： 2  ページ： 1-8(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1238A  ISSN： 1738-8074  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,日本では美術館の訪問者が減少している。リサーチバンクのオンライン調査によると,来訪者間で繰り返される考え方は,「美術館が有名であるか,私が好きか,私が見に行きたい仕事を展示しているか,しかも芸術に関する事前知識は持っていない」ということである。本研究において,著者らは,芸術についての事前知識を前提としない効果的で楽しめる芸術鑑賞のための支援ツールを開発した。最初に,著者らは芸術鑑賞の方法を調査し,それらを2つのタイプ-インタラクティブ型と知識型に分類した。第二に,著者らは,両方の方法を用いてプロトタイプを作成し,タブレットコンピュータ上で利用できるようにした。第3に,実証実験によってプロトタイプをテストした。同実験は,福岡アジア美術館において1週間実施した。同実験において,2つの問題を見出した。その1つは,展示の興味ある側面は各訪問者に対して異なることにあり,もう一つは,訪問者が長い間,単一の芸術品に集中できないことにある。これらの問題を解決するために,著者らは以前のプロトタイプに基づく新しいバージョンを開発することを計画している。スマートフォンアプリケーションの作成を検討し,Kurume City Art博物館におけるテストを継続している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 芸術 ,  美術 ,  *美術館 ,  器具 ,  プロトタイピング ,  検証 ,  知識 ,  *計算機システム開発
準シソーラス用語： 鑑賞 ,  支援ツール ,  実証検証 ,  事前知識

著者キーワード (3件)： 芸術の評価 ,  美術館 ,  タブレットコンピュータ

分類 (2件)： 計算機利用技術一般  (JE01000C) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (12件)：

• [1] Ministry of Education, Culture, Sports, Science and\nTechnology (MEXT), Social Education Examination, 2015\n
• [2] Research Bank, Research about Art Museum and Art\nExhibition, 2013\nURL:http://research.lifemedia.jp/2013/11/131113_art.html
• [3] Amelia Arenas, Watching, Thinking, Speaking Tips for\nAppreciation Education, translated by Kinoshita Testuo,\nTankosha, 2001\n
• [4] Amelia Arenas, Why is this the Art? , translated by Fuku\nNoriko, Tankosha, 1998\n
• [5] Tokyo Metropolitan Art Museum, Tobira Board\nURL: http://www.tobikan.jp/learn/tobiraboard.html\n

タイトルに関連する用語 (6件)： 芸術 ,  鑑賞 ,  支援ツール ,  開発 ,  事前知識 ,  美術