文献

J-GLOBAL ID：201902232414485843   整理番号：19A1328133

実稼働中の家庭用電磁調理器の金属鍋に直接触れた場合における定常短絡電流の実測

Measurements of Steady-State Current Flowing Through a Grounded User in Direct Contact with Pan on Domestic Induction Heating Cookers

著者 (3件)： 太良尾浩生 (香川高専) ,  林則行 (宮崎大学) ,  伊坂勝生 (徳島大学)
資料名： 電気設備学会論文誌(Web)  (Transactions of the Institute of Electrical Installation Engineers of Japan (Web))
巻： 39  号： 3  ページ： 12-19(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1311A  ISSN： 2433-4472  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人間が誘導加熱(IH)調理器上に金属鍋に接触させるとき,人体に接触電流(CCs)が流れる。日本では家庭用IH調理器の使用が増えているが,そのようなCCsに関する測定データはほとんど報告されていない。本稿では,人間が片手で鍋の金属部分にしっかりと電気的に接触し,もう一方の手(または両足)が完全に接地されていると仮定して,いくつかのケースでは鍋のサイズを変えながら,合計24の加熱コンロのCCsを測定した。IH調理器からの電界および磁界による人体内の誘導電流は考慮されていない。CCsは鍋の大きさと共に増加し,CCsの最大値はIH調理器に依存して,28cmの鍋直径で0.026から0.94mAの範囲にあることがわかった。最後に,本研究で調べた全てのIH調理器のCCsは,ICNIRPガイドラインによる基準レベルとIEEE標準による行動レベルの両方を超えていない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *調理器具 ,  電磁誘導 ,  *短絡電流 ,  *漏れ電流 ,  電流 ,  国際機関 ,  *放射線防護 ,  IEEE ,  指針 ,  *IH調理器 ,  誘導電流 ,  国際非電離放射線防護委員会 ,  *建築設備 ,  *設備 ,  *厨房設備 ,  *器具
準シソーラス用語： ICNIRP ,  *接触電流【人体通電】 ,  *電磁誘導加熱調理器

著者キーワード (5件)： - ,  - ,  - ,  - ,  -

分類 (2件)： 家庭電器  (NA06000D) ,  電熱  (NB11020Y)

引用文献 (20件)：

• M. Taki: “Bioelectromagnetics research in Japan for human protection from electromagnetic field exposure”, IEEJ Trans on Electrical and Electronic Eng., Vol.11, pp.683-695 (2016).
• 山崎・多氣・大久保:「中間周波電磁界の人体安全性評価」,電学論A,Vol.135,No.9,pp.500-506 (2015).
• 総務省統計局:「平成21 年全国消費実態調査-主要耐久消費財に関する結果」,平成22 年7 月
• 総務省統計局:「平成26 年全国消費実態調査-主要耐久消費財に関する結果」,平成27 年7 月
• M. B ullo, F. D ughiero a nd E . S ieni: “ Analysis of stray EM fields generated by induction cooktops”, IEEE EMC Magazine,Vol.2, 49-58 (2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： 稼働 ,  家庭 ,  電磁調理器 ,  鍋 ,  短絡電流 ,  実測