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J-GLOBAL ID：201902233105991808   整理番号：19A2849563

「ネットワーク化システムがもたらす制御・最適化理論の新潮流」量子通信とシステム制御への展望

著者 (1件)： 大木健太郎 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： システム/制御/情報  (システム制御情報学会誌)
巻： 63  号： 11  ページ： 474-479  発行年： 2019年11月15日 
JST資料番号： G0902A  ISSN： 0916-1600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・量子通信の理論展開に向けた量子論を導入。
・量子通信の概要と,情報理論で示されている通信路容量の量子版を導入,従来との差異を説明:量子通信の基本設定(2値的情報を量子ビットに乗せて送信,通信を決める構成要素-符号化/通信路/復号化),量子通信路容量(Helevo情報量)。
・量子通信を介したシステム制御の研究を紹介:量子通信路を介したフィードバック制御。
・量子通信へのフィルタリング理論,スムージング理論の貢献に言及:相互情報量の最大化,最適な復号器。
・従来の通信方式を少し拡張して量子通信を定式化可能,従来の情報理論との差異や応用例を付与。

シソーラス用語： *通信方式 ,  量子論 ,  相互情報量 ,  情報理論 ,  通信路容量 ,  *フィードバック制御 ,  復号器 ,  定式化 ,  数学モデル ,  フィルタリング ,  符号化 ,  復号化 ,  離散時間系 ,  時不変系
準シソーラス用語： *量子通信 ,  *システム制御 ,  フィルタリング理論 ,  量子ビット ,  線形時不変システム

分類 (2件)： 通信方式一般  (ND07010E) ,  システム設計・解析  (IA02030D)

引用文献 (34件)：

• [1] M. A. Nielsen and I. L. Chuang: Quantum Computation and Quantum Information, Cambridge University Press (2000)
• [2] M. M. Wilde: Quantum Information Theory, Cambridge University Press (2017)
• [3] D. Bouwmeester, J. W. Pan, K. Mattle, M. Eibl, H. Weinfurter and A. Zeilinger: Experimental quantum teleportation; Nature, Vol. 390, No. 6660, pp. 575-579 (1997)
• [4] S. K. Liao, W. Q. Cai, W. Y. Liu, L. Zhang, Y. Li, J. G. Ren, J. Yin, Q. Shen, Y. Cao and Z. P. Li: Satellite-to-ground quantum key distribution; Nature, Vol. 549, No. 7670, p. 43 (2017)
• [5] H. Takenaka, A. Carrasco-Casado, M. Fujiwara, M. Kitamura, M. Sasaki and M. Toyoshima: Satellite-to-ground quantum-limited communication using a 50-kg-class microsatellite; Nature Photonics, Vol. 11, No. 8, pp. 502-508 (2017)

タイトルに関連する用語 (5件)： 最適化理論 ,  潮流 ,  量子通信 ,  システム制御 ,  展望