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J-GLOBAL ID：201902233128795282   整理番号：19A1861255

農業技術の実需者視点からみる導入要因の解明 -「浮き楽栽培法」を対象に-

Introduction Factors for a Case of the Semi-submerged Floating Cultivation “Ukiraku” Method

著者 (3件)： 西濱健太郎 (広島県立総合技術研究所農業技術センター) ,  坂本隆行 (広島県立総合技術研究所農業技術センター) ,  山本和博 (愛媛大学大学院農学研究科)
資料名： 農林業問題研究(Web)  (Journal of Rural Problems (Web))
巻： 55  号： 2  ページ： 97-104(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0665A  ISSN： 2185-9973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本検討では,「浮き楽」栽培法を導入した人々にインタビューして本方法の導入要因を明らかにした。著者らは近隣に住む人々が技術の導入を促進する傾向があることを観察した。しかしながらこの技術を用いた葉菜類栽培の抑制因子は考慮する必要がある。第一は管理対策である。第2に栽培品目数は限られている。第3に葉菜類の栽培には販路と多大な収穫の準備が必要である。水の溜まった苗床における水稲苗栽培で利用されている類似の技術体系と比較して,装置コストは浮き楽方法を使用場合には高い。しかし地ならしと散水作業を削減することができて,この方法の利用者の再発明は浮き楽を促進することができる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  *育苗 ,  野菜 ,  栽培管理 ,  葉菜
準シソーラス用語： *浮き楽栽培 ,  葉菜類 ,  緑色野菜

著者キーワード (4件)： - ,  - ,  - ,  -

分類 (1件)： 野菜  (FC03043X)

引用文献 (6件)：

• 浅井 悟・山口誠之(1998)「農業経営者の意識にみる新技術導入の動機と規定要因-水稲病害抵抗性品種を対象に-」『農業経営研究』36(1):1-13.https://doi.org/10.11300/fmsj1963.36.1_1.
• 栽培技術研究部(2015)「4.浮き楽栽培法によるリーフレタス栽培」『平成26年度成果情報集』広島県立総合技術研究所農業技術センター.https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/127514.pdf.
• 藤井 薫・佐々木次郎(1993)「水稲プール育苗に関する試験」『宮城県農業センター研究報告』59:20-67.https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010491235.pdf.
• 柳本裕子・藤井一嘉・保科 亨(2013)「「半浸水フロート式栽培法」による水稲育苗の省力・低コスト化」『広島県立総合技術研究所農業技術センター研究報告』89:1-8.https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/108323.pdf.
• 山本和博(2006)『農業技術の導入行動と経営発展-実践的農業経営研究へのアプローチ-』筑波書房.

タイトルに関連する用語 (5件)： 農業 ,  視点 ,  要因 ,  浮き ,  栽培