抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:江西省2005-2015年に分離された髄膜炎菌(Neisseriameningitidis,Nm)に対して血清分類と分子タイピング研究を行い、菌群の特徴と変遷状況を明らかにする。方法:2005-2015年に分離された200株の髄膜炎菌に対して血清凝集法を用い、血清群を同定し、流脳流行を引き起こす血清群に対してパルスフィールドゲル電気泳動(PulsedFieldGelElectrophoresis)を行った。PFGEとマルチサイト配列タイピング(MultilocusSequenceTyping,MLST)は、BioNumericsソフトを用いて最小スパニングツリーを構築した。異なる起源、異なる年度の分離株の血清型と分子型及び変遷状況を分析した。結果:200株の髄膜炎菌のうち、168株が既知血清群として同定でき、C群(101株)、B群(50株)、A群(12株)、W135群(2株)、Y群(2株)とX群(1株)を含み、また32株が不可分群株であった。臨床患者、密接な接触者と健常人群の分離株の中に、それぞれ100%、86.0%と28.9%の菌株がC群であった。2005年,2007年,2008年,および2012年に分離された分離株のうち,C群は,それぞれ1.9%,58.8%,81.5%,および0%であった。NMNh.JX0001とNMNh.JX0002は,それぞれ46と30の菌株を含む14のPFGE型に属した。NMNh.JX0001型菌株は2005-2006年、2007-2008年、2013-2014年の3つの時間帯において、C群株に占める割合はそれぞれ97.2%、28.6%、10.0%であった。NMNh.JX0002株は2005-2006年、2007-2008年、2013-2014年の3つの時間帯において、C群株に占める割合はそれぞれ2.8%、57.1、90.0%であった。優性バンド型と類似バンド型の33株を選別し、MLST分類を行い、いずれもST-4821型であった。結論:江西省2005-2015年の流脳症例はすべてC群株による。健常人にはC群髄膜炎菌が存在する。最近10年流行したC群菌株MLST配列型は変化がなかったが、PFGE型別は変遷し、菌株ゲノムには微進化が存在することを示唆した。PFGE型別の変遷は流行モードの変化を引き起こす可能性があり、そのため、継続的なモニタリングを展開し、新型菌株の集団における伝播拡散及び引き起こした流脳の症例に注意を払う必要がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】