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J-GLOBAL ID:201902233258794493   整理番号:19A0161756

2015年から2018年における国内遠隔山岳地域で採取した降雪中のカドミウムと鉛の組成及びその起源

Compositions and Origin of Cadmium and Lead in Snow Collected from Remote Mountain Area in Japan in a 2015 to 2018
著者 (6件):
資料名:
巻: 67  号: 12  ページ: 733-741(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2015年~2018年冬季において,高知県梶ヶ森山頂(標高1400 m)を含め15の遠隔地域及び遠隔山岳地域と1つの非遠隔地域において降雪試料(梶ヶ森9試料,他地点38試料)を採取し,主要化学組成(Na+, NH4+, K+, Mg2+, Ca2+, F-, Cl-, NO2-, Br-, NO3-, PO43-)及びCd,Pb濃度を測定した.梶ヶ森で採取された降雪中のCd及びPb平均濃度はそれぞれ0.120 ± 0.039 μg L-1,2.370 ± 1.423 μg L-1であった.Pb/Cd比は9.69~40.4の範囲であった.それ以外の地点ではCd及びPb濃度はそれぞれ平均0.082 ± 0.073 μg L-1と平均1.791 ± 1.613 μg L-1であった.Pb/Cd比は1.87~65.2の範囲であった.梶ヶ森の降雪イベント時の後方流跡線は,黄海周辺及び河北省・遼寧省周辺を経由するグループと,朝鮮半島周辺及び吉林省・黒竜江省周辺を経由するグループの2つに分類できた.前者のグループでは,降雪中のPb/Cd比は15以下の相対的に低い値を示し,後者のグループでは15~40.4の相対的に高いPb/Cd比を示した.西日本のサンプリング地点と比較して,東日本のサンプリング地点における降雪中のPb/Cd比は27.1と相対的に高い値を示した.梶ヶ森から北西方向に直線状に配置したサンプリング地点では,遠隔山岳地域において同一降雪イベント時に降雪中に含まれるPb/Cd比の値が梶ヶ森と類似の値を示したが,非遠隔地域では大きく異なるPb/Cd比が得られた.(著者抄録)
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著者キーワード (5件):
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分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
天然水の物理分析  ,  カドミウムとその化合物  ,  鉛とその化合物  ,  粒状物調査測定 

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