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J-GLOBAL ID：201902233289625518   整理番号：19A2395534

環境対応技術 I 3.水と二酸化炭素から発生する酸(炭酸)を用いた様々な酸触媒反応

著者 (1件)： 本九町卓 (長崎大 大学院工学研究科)
資料名： 接着の技術  (Adhesion Technology, Japan)
巻： 39  号： 2  ページ： 13-19  発行年： 2019年09月30日 
JST資料番号： G0890B  ISSN： 0289-8225  CODEN： SGIJE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・高分子材料の加水分解によるケミカルリサイクルでは再利用しない触媒として酸が用いられるが,触媒に依存する反応プロセスを環境負荷を与えないプロセスに変換することが大きな課題。
・本稿では,水(溶媒)と二酸化炭素から発生する炭酸を用いた様々な反応について述べ,炭酸水を反応溶媒とした脱有機溶媒による廃プラスチック処理について紹介。
・炭酸を酸触媒に用いた場合の利点について述べ,炭酸を用いたエーテルの合成,アセタール化反応,o-グルコシドの合成,5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)の合成を説明。
・炭酸を用いた高分子材料の加水分解反応として,ポリウレタン(PU)及びポリウレア(PUA)の加水分解について解説。

シソーラス用語： 二酸化炭素 ,  水 ,  *炭酸 ,  *加水分解 ,  *酸触媒反応 ,  リサイクル ,  高分子廃棄物 ,  触媒 ,  溶媒 ,  水溶液 ,  エーテル化 ,  アセタール化 ,  グルコシド ,  ポリウレタン ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： ケミカルリサイクル

分類 (3件)： 触媒反応一般  (CB06080F) ,  有機化学反応一般  (CF02010Q) ,  高分子廃棄物処理  (YH01020W)

物質索引 (1件)： 5-ヒドロキシメチルフルフラール

引用文献 (39件)：

• Y. Sun, J. Cheng, Bioresour Technol., 83, 1 (2002).
• J. Thamsen, Acta Chem. Scand., 6, 270 (1952).
• C. Peng, J. P. Crawshaw, G. C. Maitland, J. P. M. Trusler, D. Vega-Maza, J. Supercrit. Fluids, 82, 129 (2013).
• W. Williamson, Liebigs Ann. Chem. 77, 37 (1851).
• H. Nakano, H. Sasaki, O. Sato, A. Yamaguchi, M. Shirai, Catalysis Today, 309, 31 (2018).

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境対応 ,  水 ,  二酸化炭素 ,  酸 ,  炭酸 ,  酸触媒反応