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J-GLOBAL ID:201902233603761408   整理番号:19A0348213

CaCl2添加を用いたCaSO4の反応晶析によるEDかん水からのSO42-イオン除去

Removing Sulfate Ions from ED Brine by Reactive Crystallization of Calcium Sulfate with Adding Calcium Chloride
著者 (7件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 24-29  発行年: 2019年02月01日 
JST資料番号: F0235A  ISSN: 0369-4550  CODEN: NKAGBU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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国内の製塩プロセスでは,イオン交換膜を用いた電気透析によって海水を濃縮することでイオン交換膜濃縮海水(EDかん水)を得ている。本研究では,電解ソーダ工業の原料としてのEDかん水の利用,およびEDかん水の加熱濃縮・晶析過程でのスケーリング防止による製塩プロセスの高効率化を目的とし,硫酸カルシウム(CaSO4)の反応晶析によるEDかん水からのSO42-イオン除去法を開発した。実際のEDかん水に相当する濃度を有する無機イオン種(Na+,K+,Ca2+,Mg2+,Cl-,SO42-,Br-)を含む模擬EDかん水に,塩化カルシウム(CaCl2)粉末を添加し,303KでCaSO4を18日間反応晶析させた。操作因子としてCaCl2の添加濃度を変化させ,CaCl2添加が模擬EDかん水中のSO42-イオンの低減に及ぼす影響を検討した。(CCaCl2)addが0.297mol/L以上では,SO42-イオン濃度(CSO4)が反応時間の増加によるCaSO4の反応晶析の進行にともない減少し,6日以降でCSO4がほぼ一定となった。また,反応時間が6日では,(CCaCl2)addの増加にともないCSO4が減少し,(CCaCl2)addが1.0mol/L以上でCSO4が一定値を示した。(CCaCl2)addを1.0mol/Lに設定した場合では,CSO4が0.002mol/Lまで低減できる知見を得た。したがって,CaCl2粉末の添加は,実際の製塩プロセスより得られるEDかん水中のSO42-イオンの除去に有効であると考えられる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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塩素とその化合物  ,  晶析 
引用文献 (24件):
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